葬送のフリーレン

【葬送のフリーレン】第3話のアニメならではの演出や原作との違いを考察!

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

今回は葬送のフリーレンアニメ第3話について解説してい来ます。

第3話ということは最近評価が爆上がりしているクヴァールさんの回です。

「腐敗の賢老」の異名を持つ魔王軍屈しの魔法使いクヴァール。

今回はそんなクヴァールとの戦いをメインに葬送のフリーレン第3話を解説していきます。

色々なエピソードがありますので楽しんでください。

 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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フリーレンの買い物

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

アニメ第3話はクヴァールとの戦いの前に前半はフリーレンとフェルンの旅のになります。

原作だと第4話の「魔法使いの隠し事」のエピソードにあたります。

このお話はフリーレンの人となりが描かれていて、おもしろいのエピソードです。

フリーレンたちは中央諸国の攻撃とヴァルムを訪れます。

そこで旅の物資を補給することになります。

フリーレンは旅に必要なものの購入はフェルンに丸投げして自分は1人で別の買い物に出かけます。

フェルンに何を買いに行くか突っ込まれた時のフリーレンの顔がまたなんとも言えない表情をしていますよね。

明らかに嘘をついてごまかしている感が満載でした。

当然フェルンも一瞬でフリーレンが何か隠していることに気づきます。

フリーレンは今までも散々変なものばっかり買っていたらしいです。

フリーレンが買ってくるものは魔物の骨や服を溶かす薬といったとんでもないものばかりでした。

服を溶かす薬を見たフェルンがフリーレンに

「返してきなさい」

と一喝しているシーンが印象的でした。

ただフェルンからするとフリーレンの変な買い物は笑い話ではすみませんでした。

使えるコインも限られているのでフリーレンにわけの分からないものを買われてお金を無駄遣いされたらフェルンにとってはたまらないですよね。

フェルンは自分の買い物を後回しにしてフリーレンの後をつけることにします。

そしてアクセサリーショップで悩んでいるフリーレンを見てしまいます。

この時のフリーレンが今までと違い本当に悩んでいる表情を見せています。

ここまで寝起き以外では無表情で感情の乏しい描写がされていたフリーレン。

この表情はフェルンも初めて見たと驚いていました。

その後悩んだ末にアクセサリーを購入したフリーレンを見てフェルンも

「アクセサリーならまあいいか」

と納得します。

また変な薬を買われるより全然ましですよね。

その後フェルンは急いで自分の買い物に戻ろうとします。

しかしそのタイミングでフリーレンがスイーツのお店を探しているのを聞いてしまいます。

これはフェルンからしてもいち大事です。

なぜならスイーツなんてフェルンもずっと食べていないからです。

フェルンは再び買い物を後回しにしてそのままフリーレンの尾行を続けます。

そしてフリーレンはスイーツの情報を得るために酒場へと向かうことになります。

確かに酒場での情報収集は基本中の基本です。

酒場に入るとそこには明らかにやばそうな雰囲気をしたゴロつきがたむろしていました。

どう考えても世紀末に出てきそうな風貌の人たちの集まりの場所です。

フェルンも明らかにスイーツのことを聞ける場所じゃないってめちゃくちゃどん引きしていました。

しかし見た目に反してゴロつきどもは普通に美味しいスイーツのお店をフリーレンに教えてくれます。

そしてフリーレンは酒場を出るとそのまま宿へ帰っていきました。

このシーンも結構アニメでは細かく描かれていました。

フェルンが木箱を押しながら隠れていたのは少し面白かったですよね。

そのシーンはアニメオリジナルでした。

この辺りは原作よりフェルンをよりコミカルに描こうとしていたのでしょう。

その後フェルンは自分の買い物が終わっていないことに気づき大急ぎで買い物に向かうことになります。

フェルンという人物もより一層人間身を感じることができる描写です。

フリーレンの尾行と買い物を終えてフェルンも宿屋へと戻ることになります。

そしてフリーレンがなぜアクセサリーを購入しスイーツのお店を探していたのか明らかになります。

 

フェルンの誕生日

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

ここから場面は宿屋に帰ってきたフェルンのシーンに変わります。

フェルンはフリーレンに

「遅い」

と叱られています。

そしてフリーレンはフェルンに

「たまには甘いものでも食べに行こうか」

と声をかけます。

フリーレンはフェルンと一緒にスイーツを食べるためにお店を探していました。

フリーレンがフェルンをスイーツのお店に誘うだけの些細なこのシーン。

ここでもアニメオリジナルのこだわりがありました。

フリーレンがフェルンを誘う際明らかに間があって原作では普通に誘っています。

ですがアニメでは少し照れくさそうな雰囲気を出していました。

このフェルンを誘うのに間があくシーンを追加したことでフリーレンが他人と関わるのが得意ではない雰囲気をさりげなく演出していることが分かります。

そしてフェルンと一緒ににスイーツのお店を訪れたフリーレンはフェルンに好きなものを頼んでいいと伝えます。

この時フリーレンがへそくりをしていたことが明らかになります。

まあ本当にフリーレンにへそくりがあったかどうかは怪しいところですけど。。

それでもフェルンは普通に大きなパンケーキのようなものを頼んでいました。

続けてフェルンはフリーレンに何を注文するか尋ねます。

そしてフリーレンが

「今日の気分…」

はと言ったところで

「メルクーアプリンですよね」

と答えます。

確かメルクーアプリンはフリーレンの好物なのです。

フリーレンはその昔ヒンメルたちと冒険をしていた際にも同じようにヒンメルにメルクーアプリンを注文することを当てられていました。

「なんで分かるの」

と尋ねるフリーレンに対してヒンメルは

「何年一緒に旅をしていると思っているんだ
なんとなくで分かるさ」

と返します。

人に対して関心を持たないフリーレンからしたら本当にヒンメルの発言が不思議だったのでしょう。

同時に

「私は皆のことを何も知らない」

と告げるフリーレン。

するとヒンメルは

「なら知ってもらえるように頑張るとするかな」

と答えます。

本当にヒンメルはイケメンですよね。

フリーレンとしてはその時と同じようにフェルンが自分の好物を知っていたことに驚きが隠せませんでした。

そしてフリーレンはどんなものが好きか分からなくてとアクセサリーショップで買った髪留めをプレゼントします。

なぜならこの日はフェルンの誕生日だったからです。

なんかフリーレンが一生懸命人のことを知ろうとしているのがよく表現されている場面ですよね。

とにかくアニメだと背景の夕やけも相まってより一層フリーレンの心情が引き立っています。

この辺りはアニメならではの演出ですよね。

フェルンは髪留めを受け取るとフリーレンにこう告げます。

「あなたが私のことを知ろうとしてくれたことがたまらなく嬉しいのです」

と本当にここは原作でとても良いシーンです。

そして攻撃とヴァルムを後にして、2人は再び旅に出ることになります。

その際フリーレンはフェルンに身長を抜かされたことを嬉しそうに語ります。

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

ただ同時に自分の胸が成長していないことにショックを受けていましたね。

エルフの見た目はほとんど成長しなからですね。

このシーンでもアニメオリジナルの演出がありました。

なぜか道端にある2つの積み石が映し出されていました。

それは片方は大きくて片方は小さい積み石でした。

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

すごい細かい演出ですよね。

ですがここはアニメスタッフの遊び心でしょう。

場面は変わって中央諸国のグレーセ森林でフェルンの魔法訓練が行われるシーンになります。

フリーレンがきちんと修行をつけているシーンって初めて見ることになりますね。

フリーレンの攻撃魔法を防御魔法で防ぐフェルン。

するとフリーレンは防御魔法の隙間からフェルンを攻撃します。

原作では思いっきりフェルンが攻撃を食らっていました。

しかしアニメでは途中で攻撃が消えるるようになっていました。

アニメの方がより一層フリーレンのすごさを引き立たせていたのでしょう。

続けてフリーレンは大量の攻撃魔法を放ちフェルンはそれを防御魔法で防ごうとします。

しかし途中で魔力切れを起こしフリーレンの攻撃を防ぎきれなくなります。

これはフェルンに防御魔法の訓練をさせています。

防御魔法は魔力の消費がとても大きな魔法になります。

そのため常に展開し続けることができません。

そこで相手の攻撃が着弾する瞬間にだけ展開することが重要になります。

この防御魔法の話が今回のクヴァールとの戦いでポイントになるところです。

同時にこの時フェルンがフリーレンから渡された魔導書を読んでいないことがバレます。

フェルンは努力家だったから魔導書を読んでいなかったのはちょっと意外ですよね。

フリーレンはそんなフェルンに寝る前に読み聞かせをしようとしていました。

やはり魔法のことになると普段と違って攻守逆転します。

この辺りの2人の関係性も本当に良い感じですよね。

そうしているうちに森の中にある村へたどり着きます。

この村ではその昔ヒンメルたちと戦った腐敗の賢老クヴァールという魔族が封印されていました。

その封印が解けそうになっていたためフリーレンはクヴァールの討伐をしにやってきました。

このクヴァールという魔族がめちゃくちゃ強いのです。

ヒンメルたちでも倒すことができず封印するしかありませんでした。

過去にフリーレンは11回戦いに負けたことがありました。

そのうちの1回がこのクヴァールでした。

村についたフリーレンは老人の案内で封印されたクヴァールと対面することになります。

元々クヴァールが封印されていることは村の人でもほとんど知らないはずでした。

しかし30年前にこの村にヒンメルが訪れておりクヴァールの封印が解ける頃にフリーレンが訪れることを告げていました。

クヴァールの封印が解けたら村が一番に襲われるからですね。

ヒンメルからするとフリーレンがその状況を見捨てるわけないと分かっていたようです。

その一方で様子も見に来ない薄情者とも言っていました。

フリーレンは時間の感覚が違うから仕方ないのかもしれません。

この道中のシーンでもアニメオリジナルの演出が組み込まれていました。

それは意味あげにお供えがされている石碑のようなものが描かれていました。

これはやはりヒンメルに関係する石碑ですよね。

作中では名言されていないがおそらくそうのようです。

そしてクヴァールの元についたフリーレンは封印の状態を確認します。

その状況はかなり不安定になっておりいつ封印が解けてもおかしくない状態でした。

そのため翌日には封印を解いてクヴァールを討伐することを決心します。

いきなり封印を解いて対決するなんて冷静に考えたら無茶苦茶ですよね。

しかも1度負けている相手に…

もちろんフリーレンからすると勝算があっての決断です。

その勝算こそが封印されてから80年という年月だったのです。

ついにクヴァールとの対決が始まります。

 

ゾルトラーク

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

かつてフリーレンでも勝つことができなかった腐敗の賢老クヴァール。

魔王軍屈しの魔法使いであるクヴァールの最大の特徴は「ゾルトラーク」という対人に特化した貫通魔法を使うことです。

この魔法により人間の防御魔法や魔法体制のついた防具はいともも簡単に貫通されてしまいます。

その結果この地方では冒険者の4割魔法使いに至っては7割がこの魔法により命を失っています。

聞いているだけでとんでもない魔法ですよね。

しかもクヴァールがこの魔法自体を開発しています。

これを封印していなかったら魔王討伐どころじゃなかったかもしれないですよね。

実際に話を聞いていたフェルンもアニメでは身を乗り出して

「そんなの強すぎるじゃないですか」

と驚いていました。

でもこの強さが仇になります。

魔導書を読んでいないフェルンからすると強さが仇になるという意味が分かりませんでした。

夜が明けるとフリーレンたちはクヴァールの封印を解き始めます。

そして80年ぶりにクヴァールが復活します。

クヴァールは最初はもっと凶暴だと思われていましたが普通にフリーレンと会話し始めています。

ちょっと驚きですね。

この世界の魔族は人の言葉を話す設定ですのでよしとしましょう。

ただフリーレンから80年の時が流れその間に魔王が倒されたことを聞くと

「では敵討ちといこうかのう」

とつぶやきいきなり「ゾルトラーク」を放ちます。

でもこの「ゾルトラーク」はフェルンの防御魔法によって簡単に防がれてしまいます。

ただフェルンは魔導書を読んでないからなぜ防げたのか分かっていません。

しかもこの魔法は一般攻撃魔法だと驚いていました。

実は「ゾルトラーク」はその強さゆえに人類によって徹底的に調べられていました。

その結果80年という歳月により一般攻撃魔法として広く普及するようになり当然その防御魔法も普通に開発されることになっていました。

やはりキチンと魔導書は読んでおかないとダメですよね。

ただ相手は魔王軍屈指の魔法使いであるクヴァールです。

一瞬にしてフェルンの防御魔法を解析します。

そして魔力消費量が多く長時間展開できないことを見抜き多方面から「ゾルトラーク」を放ちます。

この辺りはさすが封印するしか仕方がなかった魔族だと分かりますよね。

でもこの多方面の攻撃はすでに訓練済みです。

これが冒頭で行っていた森での訓練につながります。

なフェルンは着弾の瞬間だけ防御魔法を展開しクヴァールの攻撃を全て防ぎ切ります。

この時の戦闘描写がまたすごいですよね。

さすがアニメだと思います。

アニメの戦闘描写はとんでもない迫力のシーンでした。

フェルンが攻撃を防いでいる間にフリーレンは上空へと移動します。

そして「ゾルトラーク」を放ち見事クヴァールを討伐します。

原作でもそうでしたがなんか本当に一撃で倒しています。

ちょっとあっけなかった感があります。

基本フリーレンの戦い方は騙し討ちによる一撃必殺ですからね。

まだアニメではクヴァールが上空にいます。

フリーレンに気づいて

「ほう、飛べるのか」

と言っていましたが原作では無言のまま倒されています。

アニメの場合戦闘自体がかなり派手でしたからそのまま無言で倒すわけにはいかなかったのでしょう。

それにしてもこの戦闘シーンはすごかったと思います。

無事クヴァールを倒したフリーレンたちは村に戻ることになります。

そしてクヴァールが封印されている場所を案内してくれた老人の麦笑帽子を見てフリーレンはその老人がかつて自分のスカートをめくった子供だと気づきます。

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

この回想シーンがまた面白いですよね。

ヒンメルがガチギレしています。

ヒンメルはフリーレンにぞっこんですからね。

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス

こうしてクヴァールを討伐したフリーレンたちは馬車に揺られて再び旅に出ます。

そして麦帽子が被さっている石碑の場面が差し込まれます。

『葬送のフリーレン』©山田鐘人/アベツカサ/小学館・マッドハウス


なんだかこの辺りもアニメオリジナルの憎い演出です。

 

まとめ

今回は葬送のフリーレン第3話について解説しました。

フリーレンとフェルンの意外な内面も見れた上に迫力の戦闘シーンまであって大満足の回だったのではないでしょうか。

これからも葬送のフリーレンについて考察していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は以上です。

 

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