鬼滅の刃

【鬼滅の刃】鬼滅の刃の裏設定が怖すぎ! 感染症の関係性を解説!

2023年8月17日

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

こんにちはエンタメ考察室です。

鬼滅の刃は主人公炭治郎のようなまっすぐな人間から宿敵・鬼舞辻無惨のような救いようのない悪役まで実にさまざまな人物が登場する作品です。

そんな鬼滅の刃の有名な考察の一つに上弦の鬼は感染症が手本になっている説が存在することはご存知でしょうか。

例えば上弦の陸・堕姫は人間時代の名前が「梅」であることや堕姫が人間だった江戸時代は「梅毒ばいどく」が流行しており特に遊女の感染率が高かったことから「梅毒」が手本になっていると考えられます。

この説を深掘りすると鬼滅の刃という作品全体な病気と闘う薬が題材となっている可能性があるようです。

今回はそんな鬼滅の刃の裏設定について考察したいと思います。

また鬼舞辻無惨は元が手本になっている説や炭治郎の名前の伏線についても考察しているのでぜひ最後までお楽しみください。
 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

■鬼滅の刃シリーズを無料で視聴したいならU-NEXTがおすすめ!



アニメ観るなら<U-NEXT>

 

【GOM Mix】初心者でも簡単な動画編集ソフト



1.上弦の鬼の感染症

上弦の鬼の感染症は鬼滅ファンの間では有名な考察の一つであり上弦の鬼にはそれぞれ感染症を手本とした鬼ではないかという説です。

それぞれどのような感染症が手本になっているのか根拠も踏まえて解説していきます。

 

梅毒

上弦の陸・堕姫は「梅毒」が手本と言われています。

作中で堕姫の人間時代の名前である「梅」は母親の病気から付けられた名前と説明されていました。

堕姫が人間だった江戸時代は梅毒が流行しており特に遊女の感染率が高かったとされています。

同じく上弦の陸・妓夫太郎は「先天性梅毒」が手本と言われています。

理由は堕姫と同じく母親が梅毒だった可能性が高いことと先天性の梅毒には歯の形成不全の症状があるからです。

人間時代の牛太郎は歯がボロボロでしたよね。

 

アメーバ赤痢

次に上弦の伍・玉壺はアメーバ赤痢が手本と言われています。

アメーバ赤痢は微生物による感染症であり水や魚介から感染します。

また壺型の潰瘍を形成する特徴もあり玉壺が使用する壺や魚といった技と特徴が一致するのではないでしょうか。

 

ハンセン病

上弦の肆・半天狗はハンセン病が手本と言われています。

感染病の特徴として昆布や皮膚のただれ腫れといった症状があります。

半天狗にも額にこぶがあり両目はまるで腫れているように潰れて見えますよね。

 

はしか

上弦の参・猗窩座あかざははしかが手本と言われています。

はしかは一部地域で刺青いれずみに使われる模様を魔除けとして使用していたとされており猗窩座の特徴である刺青のような模様と一致すると言えるでしょう。

またはしかは別名を「赤疱瘡あかもがさ」といい猗窩座の名前と似ている点も関係するのかもしれません。

 

結核

上弦の弐・童磨は結核が手本と言われています。

結核には様々な症状があります。

その一つとして肺をむしばみやがては肺胞を破壊してしまうというものがあります。

童磨の血鬼術には公たちを霧状にして散布し吸い込んだ相手の肺胞を壊死させる粉氷という技がありましたよね。

また童磨は討伐のためにカナヲが使用した技の一つに花の呼吸・終ノ型「彼岸朱眼ひがんしゅがん」がありますがこれは動体視力を極限まで高める代わりに視力を失うという危険性がありました。

結核の治療薬にも副作用として視力を低下させるものが存在しています。

結核つまり童磨を倒す薬としての役割をかなおがになっていたとも考えられますね。

 

黒死病

上弦の壱・黒死牟は黒死病が手本と言われています。

黒死病は別名「ペスト」と言ったほうが分かりやすいでしょうか。

「黒死病」は黒死牟と名前がとても似ていますよね。

さらに「牟」という文字には「瞳」という意味があることからペストを意味する黒死に黒死牟の大きな特徴である全身の瞳を意味する「牟」を足して黒死牟となったのではないでしょうか。

また日本において黒死病は大正時代以降の発症が確認されておらず黒死牟も大正時代に討伐されています。

以上が鬼滅ファンの間で有名な上弦の鬼の手本は感染症の概要となります。

 

2.鬼舞辻無惨

次に鬼舞辻無惨が「がん」を手本にしているのではないかという説が浮上しましたので考察していきたいと思います。

癌の特性

理由の1つ目は無惨と癌の特性が似ている点です。

無惨は普段人間に擬態しながら生活しています。

公式ファンブック・弐によると無惨は太陽を克服する薬の研究や青い彼岸花の情報を集めるために子供から女性まで実にさまざまな人間に擬態し周囲の目をあざむいていることが記されています。

また無惨の擬態を目にした下弦の陸・釜鵺かまぬえは凄まじい精度と評していました。

つまり同じように鬼でさえ見分けがつかないほど無惨の擬態は優れていると言えるでしょう。

癌細胞もまた体の免疫を欺く能力を持っており発見自体も極めて困難な病気とされています。

また鬼の中でも無惨の再生能力が別格であり「公式ファンブック」では珠世が研究の末に作り出した人間に戻す薬すらも時間さえあれば全て無効化していたことが明かされています。

こうした驚異的な再生能力も増殖の歯止めがなく永遠に分裂し続けられる癌細胞の特性と一致するのではないでしょうか。

また無惨の唯一の弱点として太陽の光が挙げられます。

現代の癌治療の要となる放射線は太陽の光にも含まれており癌細胞のDNAは放射能を浴びることで死滅します。

さらに無惨をはじめとする鬼が嫌う藤の花には癌の抑制作用があるといわれています。

このように無惨と元の特性には一致する部分が多いと言えるのではないでしょうか。

 

無惨の言動

理由の二つ目は無惨の言動が癌を彷彿とさせる点です。

最終決戦の際、無惨は炭治郎たちに向かって

「私に殺されることは大災にあったのと同じだと思え」

と発言しています。

癌をはじめとする病気は昔は一種の大災と捉えられていました。

仮に無惨の手本が癌だとするならばわざわざ大災ということはを使ったことにも納得がいきます。

また作中では鬼が群れない理由として鬼たちが束になって自分を襲ってくるのを防ぐためと説明されていました。

しかし鬼の中でも最強の部類に入る上弦の鬼ならまだしも下弦以下の普通の鬼が束になったところで無惨に対抗できるとは思えませんよね。

もしを鬼が群れない理由が反逆の抑制ではないとするならば鬼が徒党を組んだ結果人間を食い尽くしてしまわないためという可能性が考えられます。

癌細胞も他の病原菌が暴れすぎた結果人間が死んでしまっては生きていけませんよね。

このように作中の無惨の言動には癌細胞を思わせるものが存在しています。

以上の理由から無惨は癌が手本ではないかと考察してみました。

3.竈門兄妹

次に主人公竈門炭治郎と妹の禰豆子は人間が病気に打ち勝ってきた歴史を表しているのではないかと考えられるので解説していきたいと思います。

まず炭治郎の名前について考察していきたいと思います。

炭治郎の「治」の文字が「次」という漢字ではない理由として「治」の文字が「病気を治す」という人間と病気の闘いを意味しているからではないでしょうか。

人を喰った鬼に強い怒りを抱いている炭治郎ですが妹の禰豆子や珠世といった人を喰わずに生きていける鬼に対しては友好的に接しています。

また浅草で鬼にされた人に対しては

「この人に誰も殺させたくないんだ」

と身を挺して庇いました。

こうした炭治郎の言動からは鬼は根絶しなければならないが鬼にされた人そのものに罪はないという思いが伺えます。

言い換えれば病気は根絶しなければならない。

しかし感染者自身には何の罪もないという言伝ことづてとも捉えられるのではないでしょうか。

また禰豆子は人を喰わない代償として長時間眠ることで体力を回復します。

これは病気は寝て治すとも言われ一般的に病気の時は十分な睡眠が必要とされていることが由来なのではないでしょうか。

実際に禰豆子はよく眠ったことで人を喰わずに生きながらえただけでなく作中で唯一太陽を克服し無惨の呪いからも解き放たれた特別な存在として描かれています。

竈門兄妹を人間が病気に打ち勝ってきた歴史とするならば炭治郎の手本は初めてワクチンが開発された細菌・炭疽菌であり禰豆子の手本は人類が唯一根絶に成功したとされる「天然痘」という風にも考えられます。

 

4.鬼殺隊

次に鬼殺隊が使用する武器や能力についても考察していきたいと思います。

注射器

蟲柱・胡蝶しのぶが使用する日輪刀は突き刺した相手の体内に毒を注入する特殊な形状をしています。

これは針を刺して薬物を流し込む注射器が手本ではないでしょうか。

また那田蜘蛛山の戦いで負傷した炭治郎たちが訪れた蝶屋敷では機能回復訓練の一環として湯飲みに入った薬湯を掛け合う訓練がありましたよね。

鬼滅の刃の舞台である大正時代は現在と比べて医療技術が乏しかったこともあり治療法の一つとして薬草風呂に貴重な効能があるとされていたようです。

そう考えるとただの水ではなく薬草を使用していたことにも一応の納得がいくのではないでしょうか。

 

透き通る世界

続いて炭治郎や柱が使用する特殊能力についてです。

相手の体が透けて見え筋肉などの動きを読むことができる透き通る世界はレントゲンやMRIといった医療機器を手本としている可能性があります。

日輪頭が熱を帯びて赤く変化し鬼の再生能力を阻害する「赫刀」については一般的に細菌やウイルスが熱に弱いとされることに由来していると言えるでしょう。

風邪を引いたときに発熱するのも体内に入り込んだ細菌やウイルスの増殖を抑えるための人体の防御反応です。

心体能力の向上と共に顔や体に模様のように浮かび上がる痣はペストが手本ではないでしょうか。

痣の発現に必要な心拍数200以上体温39度以上といった条件はペストの症状と一致します。

ペストは黒死病とも呼ばれ全身に黒い内出血が発生すると言われています。

また痣を発現した者は25歳までに死ぬとされていましたがペストが最も流行したヨーロッパでの平均寿命も約25歳とされこちらも一致しますよね。

作中では痣者が1人現れると共鳴するように周りにも痣者が現れると説明されていました。

これもペストが強力な感染力を持つ病気ということを踏まえれば周囲の人間に感染が広がっても不思議ではないです。

先述の通り黒死牟の手本がベストだと解説しました。

黒死牟は鬼になる前に痣が発現して25歳までに死ぬことを知ってそこを無惨につけ込まれて鬼になったのでこの点も痣とペストの関連性につながりそうですよね。

鬼でありながら無惨に敵対した珠世についても病気の治療に関連する部分が存在しています。

作中で珠世は炭治郎に対してできるだけ無惨の血が濃い鬼の血を採取して欲しいと依頼しました。

これは「種痘しゅとう」というすでに感染している生物から採取するワクチンが手本になっていると思われます。

種痘は天然痘のワクチンであり天然痘が手本と思われている禰豆子は珠世が鬼の血を解析して作成した薬によって人間に戻ることができました。

また珠世が初めて使用した血鬼術「惑血わくち」はワクチンを意味しているとも考えられますよね。

 

まとめ

鬼殺隊と鬼の戦いを描いた鬼滅の刃ですが節々に病気や薬を模範にしていると思われる設定が存在していました。

作中で明言はされていませんが世界観や登場人物設定を深く掘り下げているワニ先生のことですから読者が思いもよらないような裏設定を考えていてもおかしくないですよね。

鬼滅の刃の設定の深さには驚かされる!

愈史郎は恋の病に感染している!

と思った方は次の記事でお会いしましょう。

今回は以上です。

 

■鬼滅の刃シリーズを無料で視聴したいならU-NEXTがおすすめ!



アニメ観るなら<U-NEXT>

 

【GOM Mix】初心者でも簡単な動画編集ソフト



-鬼滅の刃
-, , , , , , ,