鬼滅の刃

【鬼滅の刃】不死川実弥は鏑丸をなぜカナヲに託したのか?

2023年9月9日

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 

質問者
不死川実弥は鏑丸をなぜカナヲに託したのか教えてください。

 

こんにちはエンタメ考察室です。

栗花落カナヲは主人公炭治郎の同期隊士であり胡蝶しのぶの継子です。

物語、初期は表情に乏しく何を考えているかわからない登場人物でした。

炭治郎の言葉がカナヲ心を開くきっかけとなり少しずつ自分の感情を表現できるようになりましたよね。

また最終話では炭治郎とカナヲの子孫が描かれていることから二人が結ばれたことも明らかになりました。

今回はカナヲを生い立ちや強さについて解説したいと思います。

また最終決戦後にカナヲが不死川実弥から伊黒小芭内の相棒である鏑丸を託された理由についても考察しているのでぜひ最後までお楽しみください。

 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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1.栗花落カナヲ

カナヲは深い紫の瞳に印象的な真っ白な羽織とブーツを着ておりサイドテールに縛った黒髪に蝶の髪飾りをつけています。

この蝶の髪飾りは蝶屋敷のメンバー全員がつけているものです。

炭治郎・伊之助・善逸と鬼殺隊の同期隊士であり最終選別の際に炭治郎・善逸と一度顔を合わせていますがその時には誰とも会話をしていません。

カナヲ以外のメンバーはみんな慢心創痍でボロボロな状態であったのに対し怪我どころか着物に汚れもないカナヲの姿が印象的でしたよね。

つまりカナヲは最終選別の時点ですでに一定の実力を持っていたと考えられるでしょう。

次の登場は那田蜘蛛山にて師である胡蝶しのぶとともに炭治郎と禰豆子を追っていました。

禰豆子を庇おうとした炭治郎はカナヲにかかと落としをされて気絶しています。

ここまでの2度の登場場面はどちらも短いものですがカナヲは同期である炭治郎たちよりも先に全集中「常中」を修得していました。

そのため蝶屋敷では炭治郎・伊之助・善逸の機能を回復訓練の相手として活躍しました。

カナヲは幼い頃に胡蝶姉妹に引き取られて蝶屋敷で暮らしていました。

その段階ではカナヲに名前がなかったことから二人がカナヲという名前を付けたと考えられています。

名字についてはいくつかの候補が書かれた紙の中からカナヲが自分で「栗花落」を選びました。

カナヲの名前の由来には諸説あり胡蝶カナヲとカナヲの名前が一文字違いで「エ」が「ヲ」になっていることから「笑顔」という意味があるのではないかと考察されています。

笑うことができなかったカナヲのことを思って考えられた名前だと思うととても素敵ですよね。

2.悲しい過去

カナヲは胡蝶姉妹に幼い頃に引き取られました。

貧しい家庭で育ったカナヲと10人の兄弟は両親からひどい虐待を受けており食事もろくに与えられていませんでした。

毎日のように続く両親からの暴力や上から命を落としてしまう兄弟もいたようです。

その後胡蝶姉妹が身売りされそうになっているカナヲを偶然街で見かけて救い蝶屋敷に引き取りました。

感情を表すことで両親の暴力が悪化するような環境で育ったため蝶屋敷に暮らし始めてもカナヲが笑うことも泣くことはもちろん自分で何かを判断することもできませんでした。

どんなにお腹が減っていても許可をもらえなければ食べることすらできなかったのです。

しのぶは自分で判断ができないカナヲ心配しましたがカナヲは一人の時には銅貨を使って決めれば良いと言いカナヲはそれから銅貨を使うようになりました。

それから何年もの間カナヲは何か判断を迫られた時には銅貨を使っていたということですね。

またカナヲは

「いつか好きな男の子でもできたらカナヲだって変わるわよ」

とも言っていました。

カナヲが炭治郎に恋心を持ち始めたタイミングははっきりとはわかりませんが炭治郎が返した銅貨を大切そうに抱きしめる姿から早い段階で炭治郎を特別な相手だと認識し始めたとも考えられます。

このような生い立ちからカナヲ自身は鬼に恨みを持っていませんでしたが家族のような存在である蝶屋敷の人たちが鬼に心身ともに傷つけられているのを見ているうちに鬼殺隊への入隊を志すようになります。

しかしカナヲが鬼殺隊に入ることを胡蝶姉妹は望んでいなかったため最終選別は無断で受けたようです。

カナヲは鬼殺隊に入ってからも上官の指示以外では動くことができないという姿勢は変わりません。

しかし上官の指示を完璧にこなせるだけの能力を持っていたため多くの任務についていました。

そんなカナヲを変えたのが炭治郎です。

蝶屋敷で怪我の治療後に機能回復訓練を受けた炭治郎は次の任務に向かう前に銅貨を使って自分の意思を決めているのを知りカナヲは心の声が小さいのだろうと感じ取っていました。

そしてカナヲの銅貨を使ってカナヲが心のままに生きれるように促します。

人は心が原動力だから心はどこまでも強くなれる。

この言葉をきっかけにカナヲの心は少しずつ動き出すのです。

そんなカナヲが初めて自分の判断で上官の命令に背いたのは蝶屋敷の女の子たちが宇髄天元に連れ去られそうになった時です。

炭治郎の心のままにという言葉を思い出して上官という立場である宇髄天元に反発しました。

またカナエが亡くなった時には泣くことができずに自分を責めたカナヲですがしのぶが亡くなり仇である童磨との戦いに勝った時にはニ人を想って涙を流すことができました。

最終決戦の後にはとても可愛らしい笑顔を何度も見せてくれましたよね。

3.カナヲの戦闘力

そんなカナヲですが無限城の戦いの段階では蟲柱であるしのぶ以上に強かったのではないかと言われています。

その理由はカナヲと伊之助が倒した童磨の言葉です。

童磨はしのぶを吸収した後にカナヲと戦いますがすぐにカナヲの類まれなる能力や高い身体能力に気づきしのぶ以上の実力があるかもしれないと評価しているのです。

しのぶ、伊之助の助けは大きかったですがカナヲがいなければ童磨を倒すことはできなかったと言えるでしょう。

しのぶ自身もカナヲの強さや能力を十分に理解した上ですべてを託したのかもしれません。

ちなみにカナヲが使う呼吸はしのぶの使う虫の呼吸ではなくカナエと同じ花の呼吸です。

胡蝶姉妹はカナヲを鬼殺隊に入れるつもりはなかったため剣技を教えていたとは考えられないのですがカナヲはカナエが鍛錬を続けているのを見よう見までで修得してしまったのです。

炭治郎が水の呼吸の修得にあんなに苦労していたことを考えると見よう見まねで修得というのは驚きの事実ですよね。

またカナヲが蟲の呼吸ではなく花の呼吸を使う理由には3つの理由が考えられます。

1つ目は本来であればしのぶも花の呼吸を使いたかったが体格が小さいことを理由に修得が困難だったのではないかという理由です。

2つ目は虫の呼吸の攻撃はとても速いスピードが必要であるためしのぶのような小さな体の方が有利だったのではないかという考えもあります。

最後に蟲の呼吸を使いこなすには毒に関する高い知識が必要であると考えられるので丹念で修得できる呼吸ではないのかもしれません。

カナヲが花の呼吸を見よう見まねで修得できたという信じがたい理由にはカナヲの人並み外れた動体視力が関係するようです。

炭治郎の嗅覚、伊之助の触覚、全域の聴覚と同じようにカナヲも特殊な能力を持っていると考えて良いしょうか。

なおの驚異的な動体視力は持って生まれたものである可能性もありますが幼い頃に両親から日常的な暴力を受けていた中で自分で急所を守り生き抜くために必要だったとも考えられます。

カナヲは童磨戦でもその優れた動体視力を使って童磨が繰り広げる素早く無数の攻撃を避けながら戦うことに成功しているのです。

またカナヲは身体能力もとても高く炭治郎ら同期よりも一足速く全集中の呼吸「常中」を修得しています。

蝶屋敷での機能を回復訓練ではその桁外れの強さから伊之助と全員の心を折ってしまいましたよね。

顔色1つ変えずに3人に圧勝するカナヲの姿から炭治郎はカナヲが柱に近い存在であると感じています。

一見可憐に見える花の呼吸には連続で剣を振るう型が多く高い身体能力と肺活量が重要です。

生まれ持った才能以外にも多くの丹念を行った成果であるとも考えられるでしょう。

最後に鬼化した炭治郎を食い止められたのもカナヲの身体能力と動体視力があってこそだと言えますね。

4.不死川実弥から鏑丸を託された理由

カナヲは無限城の戦いで童磨を倒すために目に強い負荷のかかる終ノ型・彼岸朱眼を使用し片目の視力をほとんど失ってしまいます。

その後鬼になってしまった炭治郎を人間に戻すために再度、彼岸朱眼を使ったためもう片目の視力もとても弱くなってしまったと考えられます。

両目がよく見えない状態では生活に不便があるのではないかと心配になってしまいますよね。

そんな中、伊黒の相棒とも言える鏑丸を伊黒の死後預かっていた不死川実弥から託されます。

伊黒はもともと視力が弱かったので鏑丸は伊黒の視力をサポートしていたようです。

さらに最終決戦では目を潰されてしまった伊黒の視覚を助けながら戦いに参加しました。

鏑丸なしでは伊黒は最後まで戦えなかったでしょう。

そんな鏑丸ならこれからのカナヲの生活を助けてくれるのではないかと実弥は考えたのではないしょうか。

実弥は口少ないタイプなのでカナヲにその気持ちを説明したかはわかりませんが実弥らしい計らいだと言えますよね。

また実弥はカナエに想いを寄せておりカナエの死後は妹であるしのぶを気遣っていたようです。

カナエとしのぶを亡くしたカナヲのことも想い鏑丸を託したとも考えられるでしょう。

何十年も一緒に過ごした主人を失った鏑丸にとっても新しい主人ができたことは嬉しかったと思います。

実弥と離れてからすぐカナヲにすっかり懐いている鏑丸がとっても可愛らしいですね。

最終回でのカナヲと炭治郎の写真にもしっかり鏑丸が映っていることからこれからの長い年月で鏑丸はニ人と共に過ごしたのだろうと想像できます。

炭治郎との関わりからどんどん感情が豊かに表現できるようになったカナヲは無限城では仲間のために怒り泣き感情を露わにしています。

最終話の彼女の笑顔は今後彼女が幸せな日々をくれたことがわかりますね。

実弥から鏑丸を託された理由に納得した。

最終回後の炭治郎とカナヲの物語見てみたいと思った人はまた次の記事でお会いしましょう。

今回は以上です。

 

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