鬼滅の刃

【鬼滅の刃】我妻善逸は柱に匹敵するほどの実力だった!?

2023年8月5日

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

質問者
我妻善逸は柱になれるほどの実力があったのか教えてください。

こんにちはエンタメ考察室です。

我妻善逸は物語序盤から主人公・炭治郎と行動を共にすることになる少年です。

臆病で泣いたり喚いたりしているところが目立ちますがやるときはやる男です。

鼓屋敷編で善逸が禰豆子が身を隠す箱を伊之助から守り抜いた場面には心が揺さぶられましたよね。

今回はそんな善逸の性格や強さについて考察していきたいと思います。

また善逸が鬼との戦いや仲間の死を経てどのように成長していったのかも考察しているのでぜひ最後までお楽しみください。
 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

■鬼滅の刃シリーズを無料で視聴したいならU-NEXTがおすすめ!



アニメ観るなら<U-NEXT>

 

【GOM Mix】初心者でも簡単な動画編集ソフト



1.我妻善逸

善逸は炭治郎の同期剣士で雷の呼吸の使い手です。

金髪が特徴的ですがもともとは普通の黒髪でした。

厳しい修行に耐えかね逃げるように木に登っていたところを雷に打たれたことで現在の色に変わってしまったのです。

師匠から送られた橙色の羽織を身につけています。

性格は小心・臆病で卑屈な言動が目立ついわゆるヘタレな少年と言えるでしょう。

とても声が大きく涙や鼻水をたらしながら恐怖や嘆きの気持ちを叫んでいる場面が多いですよね。

自分は弱くすぐに死ぬと思い込んでいつも怯えています。

しかし実際は20人ほど参加した最終選別で最後の5人に生き残るほどの実力があり鼻が効く炭治郎は最初から善逸の強さを見抜いていました。

いつも鬼と遭したり怪我をするたびに死にたくない怖いと泣きわめいているため頼りない印象が強いもののいざという時には身を挺して仲間のために戦える強さと優しい心を持っています。

いわば究極のやればできること言えるでしょう。

鬼滅の刃は並外れて強かったり突き抜けて前向きな登場人物が多い作品です。

その中で善逸は劣等感や人間的な弱さを隠そうとしない珍しい登場人物と言えるでしょう。

にもかかわらず、いざという時には己を奮い立たせ仲間を思い敵に立ち向かう姿が読者に親近感と共感を与えやすいのではないかと思います。

そのためか過去2回ジャンプ本誌で行われた人気投票では2位と1位で高順位を獲得しています。

何事にも前向きな炭治郎や伊之助とは対照的で物事を悲観的に捉える発言が多いですがそのために同期3人組の中ではツッコミ役のような立ち位置になっていると言えます。

また3人の中で一番俗っぽいのも善逸です。

山育ちの炭治郎や伊之助に代わり列車の切符を買ってあげたり遊郭と聞いてドキドキしていましたよね。

女の子が大好きで地獄のような強化訓練でも女の子相手だとルンルンで耐えられる単純さの持ち主です。

美人の蟲柱・胡蝶しのぶにはもちろんデレデレですし基本的に女の子であれば誰でも意識してしまうようですがガミガミと怒るアオイのようなタイプは苦手らしいです。

また善逸は鬼の禰豆子に一目惚れしていましたね。

聴覚にとても優れており心音や呼吸音を聞き分けたり相手の感情や嘘まで音で見破ることができます。

遊郭編ではその耳の良さを生かした危機迫る三味線の妙技を見せ遊女たちを驚かせていました。

また花魁に扮した上弦の陸・堕姫と対峙した時にはその音で瞬時に上弦の鬼であることを看破するなど聴覚を戦いや判断に活かしている場面が多いのも見どころです。

2.過去

次に善逸の過去について考察していきたいと思います。

鬼殺隊は鬼に家族を殺されたものが多いですが善逸は生まれた時から捨て子だったようです。

自分は捨てられた母親はいないと言い張る伊之助に

「本当に捨て子ならおくるみに名前も入れねえよ」

俺みたいになと確かめていました。

また善逸は惚れっぽくいろんな女の子とお付き合いしていました。

どれも相手は本気ではなくいいように扱われ手も握らせてもらえなかったようです。

耳の良い善逸はモレ聞こえる彼女たちの本音にちゃんと気づいていました。

自分の信じたいことを信じるという信念のもとついに騙されて借金を処いガラの悪い男たちに絡まれ窮地に追い込まれます。

そこを救ったのが育ての元鳴柱である老人・桑島でした。

桑島は借金を肩代わりした上で善逸を弟子として迎え入れます。

この時から才覚ありと見込まれていたのではないでしょうか。

以降兄弟子の獪岳かいがくとともに桑島に師事します。

しかしその弱気で泣き虫な修行態度から獪岳には軽蔑され桑島にはよく叱られ殴られていましたよね。

けれど何度逃げようとしても自分を見放さず根気よく向き合ってくれる桑島のことをとても慕っていました。

「オレじいちゃんが好きだよ」

の言葉にポッとなるおじいちゃん師範可愛いですよね。

けれど修行中はどれだけ頑張っても善逸は本来6つある雷の呼吸の方のうち壱ノ型しか得できませんでした。

獪岳からはきつい言葉を浴びせられることが多く善逸もそんな獪岳のことは嫌っていましたがそのひたむきな努力を純粋に尊敬してもいました。

獪岳は善逸と真逆で雷の呼吸の基本である壱ノ型だけができませんでした。

そんな獪岳をバカにする上級の鬼殺隊隊士を殴ってしまったことがあります。

獪岳には咎められてしまいましたが自分を嫌う相手でもいいところはしっかりと認め敬うことのできる心の持ち主であることがわかります。

卑屈で臆病な自分のことを本当は一番好きじゃないと思っており強くなって誰かの役に立ちたいという思いが人一倍強い優しい少年です。

3.柱の素質

次に善逸は柱になることはできたのかについて考察していきたいと思います。

前述した通り善逸は雷の呼吸の方のうち壱ノ型しか使うことができません。

しかしその代わり志である桑島の言葉に従いその壱ノ型を徹底的に磨き上げました。

全編を通して他の方はほぼ使用せずに壱の型およびそれを発展させた技である六連・八連・神速で戦い抜いています。

それ以外は自分が生み出した漆ノ型しか使っていません。

また脚力が強く踏み込んでからの強烈なスピードも武器です。

刀鍛冶の里で炭治郎は善逸に聞いた足の筋肉の使い方を思い出し逃げる上弦の鬼を追い詰めることに成功しました。

その炭治郎に善逸いつみたいな速さではできなかったと評されています。

本人は卑下しているものの桑島から才覚を見出されたり過酷な修行に耐え抜き最終選抜を突破していることからも身体能力はとても高いと言えるのではないでしょうか。

また初期の善逸は対戦では泣き叫ぶ情けない態度を取りさらには恐怖のあまり気絶する描写がありましたね。

そんな善逸ですが鬼殺隊がもし続いていたとしたら柱になれたのかどうかを考察したいと思います。

柱になる条件はワニ先生によると一つは鬼を50体もしくは十二鬼月を倒すことです。

もう一つは柱に空席があるときに一つ下の階級である甲(キノエ)の隊士から選出されるということです。

善逸は最終決戦で上弦の陸を単独で討伐するという快挙を成し遂げました。

階級に関しては決戦の時点では丙(ひのえ)でしたが最終決戦の活躍で甲(きのえ)に上がる可能性はあります。

今の柱は煉獄が戦いで亡くなり宇髄が引退していて空席がある上、雷の呼吸の使い手であるなり柱も当代では不在でした。

以上のことから鬼殺隊がもし続いていたとしたらその席に善逸がつくことも十分あり得たのではないでしょうか。

4.成長

次に善逸の成長過程について考察していきたいと思います。

鬼滅の刃では炭治郎の成長に目が行きがちですが実は善逸もかなりのスピードで成長を遂げています。

善逸が初めて戦う姿を見せたのが炭治郎と共に任務に当たった鼓屋敷編です。

血まみれで屋敷から飛び出てきた人を見て恐怖のあまり戦闘を拒否した善逸ですが炭治郎の無言の怒りに接し仕方なく屋敷の中へ入りました。

頼りにしていた炭治郎とはぐれ鬼に捕まった兄を助けたい少年・正一と行動を共にします。

そこで鬼に遭遇し極限の緊張と恐怖で気絶するように眠ってしまいます。

これが逆に普段の極度の恐怖や緊張状態から解放された本来の善逸の力を発揮することになります。

緊張による体のこわばりなどが溶け雷のような早業で一瞬で鬼を仕留めてしまいました。

初っ端で女の子にすがりつき屋敷では汗まみれで震えてばかりで正一に嫌がられていた善逸とは別人のようで驚きましたよね。

これが善逸の本当の強さなのです。

この間本人は意識がないため倒れた鬼を見て正一が倒したものと思い込み自分よりはるか年下の正一に泣きついていましたね。

この時の善逸は強い剣士になる十分な素質を備えているのにも関わらず自信のなさや恐怖心が強すぎて本来の才能を発揮できていないという印象でしたね。

次に戦うことになるのは那田蜘蛛山編です。

山の中で善逸は蜘蛛に刺されますがこれは敵の罠でした。

敵が仕掛けた蜘蛛に刺されると激痛とともに体が縮み自分も蜘蛛になってしまうのです。

その説明を受けた善逸は恐怖のあまり気絶してしまいます。

この後も意識を失った状態で敵と戦いますが鼓屋敷編と違うのはここでは発言こそしないものの過去を回想したりできるようになっていることです。

壱ノ型しかできないという事実もここで明かされました。

自分を見捨てず育ててくれた恩師・桑島との修行の日々の記憶に奮起し壱ノ型・霹靂一閃を発展させた6連を放ち見事に敵を仕留めます。

鼓屋敷編では自分で倒したにも関わらず目覚めたら鬼が倒れていたという感じでしたがこの戦いで自分の力で鬼を倒せるという意識が芽生え始めたのかもしれませんね。

次の無限列車編での煉獄との共闘では恐怖による気絶ではなく無惨の刺客である下弦の壱・魘夢の術によって眠らされてしまいます。

そのままほぼ最後まで眠った状態で戦いました。

鼓屋敷では全く意識がなく那田蜘蛛山線では過去の記憶を思い起こすことができるようになりましたがここに来てついに眠った状態で禰豆子ちゃんは俺が守ると言葉を発しました。

根底がピンチの時にタイミングよく技を放って禰豆子を助ける善逸はかっこよかったですよね。

この時から自分の意思をはっきり表しながら闘えるようになったと言えるでしょう。

元々意識が飛んだ状態でも技を繰り出せた善逸ですが対峙する鬼が強くなればなるほどそれに合わせて成長していっているように見えます。

次の任務として向かった遊郭では堕姫の血鬼術で着物の帯の中に捉えられます。

ここでも寝ている善逸は伊之助に

「何やってんだこいつ」

と呆れられつつも助けられ帯から脱出した後は戦いに加わります。

戦ってはいるものの目はつぶっていますし走りながら鼻提灯を作っているのでおそらく眠っているのでしょう。

これまで遭遇した鬼よりも強い堕姫に

「耳を引っ張って怪我をさせた子に謝れ」

と横暴な振る舞いを許さない姿勢を見せます。

伊之助と戦いの最中に言葉を交わし連携も取るなど前回の戦いからさらなる成長を感じさせましたね。

そして無限城での最終決戦ではついに起きた状態で戦えるようになります。

善逸が負うのはかつて同じ師匠の元で修行した兄弟子であり鬼になってしまった獪岳です。

愛する師匠が自害する原因を作った獪岳を許さないという真剣な眼差しで無限城を走る姿は今までのヘタレな姿とは異なり断固たる決意を感じますよね。

ここでも音を頼りに獪岳を見つけ対決します。

修行時代と変わらず自分を見下して馬鹿にし挑発する獪岳に適当な穴埋めで上弦の下っ端に入れたのがずいぶん嬉しいようだなと言い放ちます。

そして獪岳の記憶にある泣き虫でろくに技も使えなかった頃とは別人のような冴えた動きを見せます。

正し獪岳も負けておらずもともとの剣技にさらに鬼となったことで血鬼術が加わり強化された技を仕掛けてきます。

切られたところから皮膚や肉をひび割ってくる斬撃は善逸に大きなダメージを与えます。

やられたかに見えた善逸ですが軽やかに身を翻し

「ごめん兄貴」

の言葉と共に自分で考えた自分だけの技である「しちノ型・火雷神ほのいかずちのかみ」を繰り出して獪岳を倒しました。

ちなみにこの善逸が発した「ごめん兄貴」の言葉に込められてるのは

「お前を切るよごめんね」

もありますが「俺がいたせいでごめんね」という意味も込められているのではないでしょうか。

善逸は獪岳を鬼としてではなく兄貴である獪岳を切ると覚悟を決めてたのでしょう。

戦うのを怖がって泣いていた善逸が新たな方を生み出すまでになった場面なのにこの時の善逸の台詞がとても切なかったですよね。

遠い眼差しで

「この技でいつかアンタと肩を並べて戦いたかった…」

とつぶやきました。

仲は悪としても心から尊敬しその背中を追いかけてきた兄弟氏の変わり果てた姿への怒りや悲しみ叶わなかった願いなど様々な思いが伝わってきますね。

大きな傷を負った善逸ですがこの後は無惨を倒すべく炭治郎たちと合流しました。

無惨の猛攻に倒れ一時は死ぬと諦めかけた炭治郎に

「お前は死なない」
「禰豆子ちゃんと家へ帰るんだ」

と力強く拳します。

そして最強の敵・無惨を前に逃げも隠れもせず限界まで技を出し切るその姿はかつてを怯えるばかりで戦いを避けようとしていた善逸からは想像もできないほどの成長を感じさせましたよね。

まとめ

我妻善逸はギャグを言う場面が多く、喚いたり怒ったりと騒がしい少年です。

そして誰よりも人間味に溢れています。

ちょっとずるいところも憎めないですよね。

だからこそ本気の剣技や真剣な顔をした場面が際立つのだと思います。

やっぱり善逸が一番好き!

善逸の成長具合が半端ないと思った人はまた別の記事でお会いしましょう。

今回は以上です。

■鬼滅の刃シリーズを無料で視聴したいならU-NEXTがおすすめ!



アニメ観るなら<U-NEXT>

 

【GOM Mix】初心者でも簡単な動画編集ソフト



-鬼滅の刃
-, , ,