鬼滅の刃

【鬼滅の刃】姑獲鳥・佩狼・笛鬼・又造の強さとは?本編未登場の鬼を考察!

2023年10月12日

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

質問者
本編に登場しなかった鬼について教えてください。

こんにちはエンタメ考察室です。

鬼は「鬼滅の刃」を語る上で欠かせない存在といえる敵ですよね。

作中では鬼舞辻無惨や十二鬼月をはじめとする個性的な鬼が多く登場し鬼の魅力だけで言えば鬼殺隊にも決して劣らない存在といえます。

外伝や小説など本編以外の作品にも意外と知られていない鬼が登場しており作品の世界観により深みを持たせていますよね。

今回はそんな鬼滅の刃本編には登場しなかった鬼について解説していきたいと思います。

またそれぞれの鬼の強さについても考察しているのでぜひ最後までお楽しみください。

 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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1.佩狼

佩狼はいろうは煉獄杏寿郎外伝に登場した当時の下弦の弐の鬼です。

軍服姿で顔には三角形の独特な模様が付いています。

過去に煉獄さんにそっくりな剣士に殺されかけた過去がありその執念ともいえる復讐心が十二鬼月まで上り詰めた要因の一つと言えるでしょう。

ちなみに特徴的な髪型や手に持った酒入りの酒瓶などの描写から過去に佩狼を苦しめた人物は煉獄さんの父・槇寿郎だと思われます。

こうした過去の出来事について話していくうちに気持ちが高ぶっていく癖がありそんな時は自らの頭を銃で撃ち抜くことでで冷静さを保っています。

しかし何度も脳を損傷したせいで自らの記憶が曖昧になっていることが明かされていました。

作中では復讐の相手だと思い込んでいる煉獄さんに固執しており煉獄さんに最大限の苦しみを与えながら復習することを目的として行動していました。

煉獄さんに精神的な負傷を負わせるため帝都中ていとじゅうに爆弾を設置し無関係の市民や鬼殺隊の仲間を殺害しようと画策します。

当時煉獄さんの弟子であった甘露寺蜜璃に対しては

「人間でいられる限界の苦痛を」
「お前が一生をかけても」
「思いつかない方法で与えていく」

と脅すなど拷問好きで残忍な性格が伺えます。

血鬼術・鹵獲腔ろかくこうは影を自由自在に操ることができる技です。

影の狼を操って戦わせ底なし沼のように沈む特性を持った影を身にまとうことで日輪刀による攻撃すらも無効化できます。

さらに大量の銃器を影の中に収納して持ち歩くこともでき戦闘以外の用途にも使えるとても応用力の高い血鬼術と言えるでしょう。

また自らの爆弾で煉獄さんもろとも自爆した際には上半身が完全に吹き飛んだにもかかわらず瞬時に肉体を再生せいさせておりとても高い再生能力を持っていることが分かります。

「いくら剣を極めようが銃器には勝てない」

と発言しているように銃火器や爆弾ばかりで戦っていた佩狼ですが用意していた全ての銃器を使い斬ってもなお立ち向かってくる煉獄さんを前に唯一残された武器にはボロボロの刀でした。

この刀を手に取った瞬間からそれまでの常軌を逸した言動は鳴りを潜め復讐心に囚われた鬼ではなく一人の武士として改めて煉獄さんに戦いを挑みました。

全身に血鬼術をまとい自身のすべてをかけて戦いますが杏寿郎の炎の呼吸・奥義「煉獄」によって血鬼術ごと体をえぐり取られました。

最後は

「いい太刀筋だ」

と煉獄さんの技を称賛しながらこの世を去りました。

佩狼の回想では袖に段だら模様が入った羽織を着た新選組と思われる人物が登場していることから幕末に活躍した組織・新撰組の一員であったことが示唆されています。

銃に敗北した経験から鬼になってからは銃器を主に戦う形になったものと推察できます。

すべての銃器を使い切り最後に残された刀を見たことでかつてひとりの剣士として戦っていた自分を取り戻したのではないでしょうか。

2.又造

又造は冨岡義勇外伝に登場した鬼で白髪で短髪が特徴的な年配の男性の鬼です。

義勇としのぶが訪れた村で出会った女性・八重の父親であり八重にマタギの技術を教えた師匠でもあります。

作中ではある日を境に行方不明となっていましたが実はすでに鬼と化しており山のマタギを大勢喰っていたことが発覚します。

八重は父親が仲間のマタギを喰った犯人だと気づいていたものの周囲には人喰い熊の仕業と嘘をつきひとりで又造の行方を追っていました。

父親が人を襲った事実を認めたくない気持ちとこれ以上父親が罪を重ねる前に自らの手で決着をつけなければいけないという複雑な心境が伺えます。

生前は自然と共に生きるマタギという職業に誇りを持っている一方で仕事柄何日も家を空けることが多く寂しい思いをさせている一人娘の八重には甘くなってしまう部分があったようです。

幼い八重に銃の扱いを教えてほしいと頼まれた際には

「遊びじゃねえ」

と一度は断りますが父親と一緒にいたいという八重の気持ちを汲みマタギの技術を教えるようになりました。

マタギは山から命を頂いて生活していることから

「殺したからには生きなくては」

と自らの信条を伝えていました。

作中では八重に猟銃で頭部を撃ち抜かれても即座に反撃に転じ負傷した部分もすぐに回復していました。

また義勇の日輪刀で腕を斬り落とされた際もすぐに新しい腕が生えてきていることから高い再生能力を有していることが分かります。

八重に襲い掛かった際には女性である八重の力でもある程度攻撃を防ぐことができていましたので鬼としては身体能力が低い方なのかもしれません。

血鬼術かどうかは不明ですが義勇との戦いでは腕の一部を刃物に変える技を見せています。

変化させた武器を切り離して相手に投げることもできるようですが自由には簡単に防がれていましたよね。

最後は義勇の水の呼吸・肆ノ型「打ち潮」で頸を斬られ娘の八重に

「生きろ」

と告げてこの世を去りました。

3.笛鬼

笛鬼は煉獄さんが鬼殺隊の初任務で遭遇した鬼であり頭巾と大きな眉毛が特徴的な外見をしています。

煉獄さんと対峙した時点ですでに鬼殺隊士を9人殺害子供を5人喰っており、からかうように笑いながら死体の数を数えてみせるなど鬼らしい残忍さを持っていると言えるでしょう。

殺害された隊士の中には煉獄さんと最終選別を共にした同期も混ざっており怒りに燃える煉獄さんと激しい戦闘を繰り広げました。

笛鬼の持つ笛には相手の神経を狂わせる効果があるとされています。

どんなに鍛錬を積んでも笛の音を聞いてしまうと体が思うように動かせなくなり狼狽えている隙に手下の犬に噛み殺されてしまいます。

耳をふさぐことで回避できますが両手がふさがってしまうため刀を振ることができません。

煉獄さんは笛鬼に殺された隊士たちが指文字で残してくれた断片的な情報を元に笛鬼の能力を看破し自らの鼓膜を破ることで笛の音を無効化しました。

最後は油断していた笛鬼の隙を突き炎の呼吸・伍ノ型「炎虎」で打ち倒します。

煉獄さんは事前に笛の効果を把握していたため術にかかる前に対処することができましたが仮に何の情報もなく戦っていた場合煉獄さんも他の隊士同様にように体の自由を奪われてこの世を去っていたと思われます。

笛の音は初見ではほぼ回避不可能といいえどんなに鍛錬を積んだ隊士でも笛の音を聞かせるだけで体の自由を奪うことができることから血鬼術の強さだけで言えば十二鬼月にも劣らないくらいの強さだったのかもしれませんね。

4.姑獲鳥

姑獲鳥は小説版・風の道しるべに登場し風柱・不死川実弥が柱に昇格するきっかけとなった任務で遭遇した女性の鬼で当時の下弦の壱でもあります。

また実弥を鬼殺隊に導いた人物で実弥の親友でもある粂野匡近の命を奪った鬼でもありそういった意味でも実弥にとっては忘れられない相手と言えます。

人間だった頃は夫に暴力を振るわれ愛する娘も病に冒されるなど不運な人生をたどってました。

しかしそんな境遇にも負けずに献身的に娘の看病をしていた健気な女性だったとされています。

しかし実際は姑獲鳥が娘に毒を持って病のように見せかけ日常的に虐待していた事実が娘の日記によって露呈します。

姑獲鳥は不幸な境遇で献身的に尽くす自分に陶酔しており娘が完治してしまっては都合が悪かったのでしょうね。

親に虐げられてきた人間を自身の屋敷に取り込み幻術によって精神を操作することで操り人形と化し死んだ娘の代用品として死ぬまで愛で続けていました。

十二鬼月の一角下弦の壱であることからその実力は今回紹介した鬼の中でも上位に入るのではないでしょうか。

姑獲鳥はたくさんの子供を喰っておりさらに稀血も吸収していることが分かっています。

人を喰らえば喰らうほど強くなる鬼の特性を考えると姑獲鳥の強さは並の鬼を遥かに凌駕していると言えるでしょう。

姑獲鳥が使う幻術には相手に偽りの景色を見せたり取り込んだ人間の意志を操って自害させたりといった効果があるようです。

また姑獲鳥に操られた人間は姑獲鳥を母親だと思い込み死ぬまで愛し続け自らを犠牲にしてでも姑獲鳥を庇うような描写も確認されています。

実際に姑獲鳥の屋敷に取り込まれた札実は姑獲鳥の胎内のような場所で姑獲鳥の幻影と戦わされていました。

作中では実弥とともに任務に当たった匡近の機転によって血鬼術の媒介である香炉を破壊し術を破ることができました。

最後は実弥の稀血の効力で酔わせて追い詰めることに成功します。

しかし幻術で精神を操られた少女を盾にした姑獲鳥の策略によって少女を庇った匡近が負傷してしまいます。

隙を突いて姑獲鳥の頸を斬り落とした実味でしたが姑獲鳥の攻撃が直撃した匡近は志半ばで息を引き取るのでした。

親友・匡近の死をきっかけに実弥は自らの弟である玄弥が鬼殺隊に入ることを絶対に認めないことを心に決めます。

それは玄弥が匡近と同じようにいざという時に自らを犠牲にしてでも仲間を庇ってしまう心優しい人物だからではないでしょうか。

たとえ玄弥に恨まれようとも実弥は心を鬼にして玄弥を拒むことを誓ったのでした。

まとめ

こうしてまとめてみると鬼滅の刃には実に様々な外見や能力の鬼が登場していることが分かりますよね。

人間を食料やおもちゃとしか見ていないように思える鬼でも物語が進むにつれて実は辛く悲しい過去を経験したが故の行動である場合が多いと感じます。

読者が共感できるそんな人間くささも鬼の魅力の一つなのではないでしょうか。

外伝作品を読みたくなった!

下弦の壱・姑獲鳥が強すぎた!

と思った人はまた次の記事でお会いしましょう。

今回は以上です。

 

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