こんにちはエンタメ考察室です。
「全集中の呼吸」は驚異的な戦闘力を持った鬼に対し人間である鬼殺隊が対等に渡り合うためには必須と言える鬼殺隊士が身体能力を高めるために使う技術です。
流れるような水の呼吸、速さに特化した雷の呼吸など作中では実に個性的な呼吸が数多く登場しましたよね。
そんな全集中の呼吸の中でも最強とされているのが日の呼吸です。
最強の鬼である無惨が縁壱によって一瞬でバラバラにされた場面では反則とも言えるその強さに圧倒されましたよね。
今回はそんな最強の呼吸である日の呼吸について解説したいと思います。
またそれぞれの型の名前の由来や日の呼吸が原型になっていると考えられる各呼吸の技についても考察しているのでぜひ最後までお楽しみ下さい。
※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
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1.日の呼吸
日の呼吸とははじまりの剣士継国縁壱によって編み出された作中に登場する全ての全集中の呼吸の原点にして最強と言われている呼吸です。
使用者の日輪刀は黒刀であると考えられます。
これは日の呼吸を生み出した縁壱の日輪刀が黒刀であることからもわかりますね。
さらに作中では「黒刀は出世できない」と言われていました。
これは日の呼吸を知るものが無惨や黒死牟によって根絶やしにされているため例え日の呼吸の素質を持った人材がいたとしても日の呼吸を学ぶ手段が存在しなかったことが理由と思われます。
日の呼吸を用いた戦闘では刀が赤く染まる赫刀が発現します。
赫刀は鬼の再生能力を阻害する効果を持っており。
まさに鬼にとっては天敵と言えるでしょう。
他の柱も自身の刀を赫刀へと変化させてましたが。
光や熱を吸収しやすい黒色は高温の赫刀へと変化しやすい特性を持っているためだと考えられます。
また黒刀がすべての色を混ぜた時にできる色ということも全ての呼吸の原点である日の呼吸の日輪刀が黒色に変わる理由の一つかもしれませんね。
後ほど解説しますが日の呼吸は十二ある技を全て一つに繋げることができます。
技を繋げることによって無惨の7つの心臓と5つの脳を同時に切り伏せることが可能となります。
こうした特性が最強の鬼である無惨が唯一、日の呼吸を恐れた理由と言えるのではないでしょうか。
そんな日の呼吸ですが現在その存在を知るものはほとんどおらず長い間詳細が謎に包まれていました。
しかし実際は炭治郎の先祖である炭吉によってヒノカミ神楽としてひっそりと受け継がれていました。
2.円舞
円舞は刀を上段から振り下ろすシンプルな型です。
炭治郎が初めて使った日の呼吸の型であり那田蜘蛛山での戦いで下弦の伍・累に使用しました。
十二鬼月である累の強靭な糸の血鬼術を前に走馬灯を見た炭治郎はかつて父である炭十郎に教えられたヒノカミ神楽を思い出しました。
限界の中で放った技が円舞でありこの時点での炭治郎の持つ最高威力の技である水の呼吸・拾ノ型「生生流転」の攻撃力を叩き出しました。
後に解説しますが円舞は日の呼吸の十二の型を一つにつなげる役割を担っています。
円舞とはポルカやワルツやといった踊りを指すことから舞うように繰り出す技という意味と全ての型を円のように繋げる技という2つの意味が込められていると思われます。
そんな円舞が元になっていると考えられる技として水の呼吸・捌ノ型「滝壺」が挙げられます。
滝壺は上段に構えた刀身を渾身の力で自身の真下へと振り下ろす型でしたよね。
作中では3体に分裂可能な沼鬼に対して炭治郎が使っていました。
また風の呼吸・弐ノ型「爪々・科戸風」も同じ系統にある技なのかもしれません。
爪々・科戸風は風柱・不死川実弥が上弦の壱・黒死牟との戦いで使用していました。
同じ上段からの振り下ろしではありますがこちらは4つの斬撃を同時に放つことができます。
おそらく連撃に重きを置く風の呼吸の特性に合わせて改良されているのでしょう。
3.碧羅の天
碧羅の天は体をひねりながらまるで円を描くように切りつける型です。
無限列車編で下弦壱・魘夢に対して使用していましたよね。
無惨の血を得てパワーアップした魘夢ですがさらに列車と一体化することで乗客200名を一度に吸収しようと画策します。
魘夢の頸は列車の機関室の下に埋まっており炭治郎や伊之助が渾身の一撃を放っても頸を露呈させるのがやっとでした。
その上肉の壁で攻撃を防がれ露呈した部分も瞬時に再生されてしまうためより強力な一撃で骨ごと断ち切る必要がありました。
そこで繰り出した碧羅の天は巨大な列車の車体ごと魘夢の頸を両断するという圧倒的な威力を見せつけました。
ちなみに「碧羅の天」とは晴れ渡った青空を指す実在する言葉であり太陽を想起させることから名前の由来として使われたのだとと思われます。
そんな碧羅の天が元になっていると考えられる技として炎の呼吸・弐ノ型「昇り炎天」が挙げられます。
煉獄さんが猗窩座に放ったこの技も美しい円形の太刀筋が碧羅の天に酷似していますよね。
もしかしたら型の名前の最後に「天」の字がついているのも昇り炎天が碧羅の天から派生した技だからなのかもしれません。
4.烈日紅鏡
烈日紅鏡は三日月のような斬撃を広範囲に2度放つ型です。
最終決戦が行われた無限城や無惨戦で使用されました。
カバーできる範囲が広く前後に向かって放てば自分の周囲360度をほぼ同時に攻撃することができます。
また敵の攻撃の形や軌道に合わせて角度を変えて放つことで防御技としても応用が効くようです。
作中では鬼に決定的なダメージを与える場面こそ少なかったものの上弦の陸・堕姫や鬼舞辻無惨といった最強クラスの鬼の攻撃を相殺していましたよね。
無理な体勢で放つ必要がなく技を繰り出すまでの隙も少ないように思えますので他の型に繋げる時に多く使用される型と言えるでしょう。
「烈日」は激しく照りつける夏の太陽を意味します。
「紅鏡」とは虹色に輝く鏡を指す言葉であり太陽の異名の一つとされています。
そんな烈日紅鏡が元になっていると考えられる技として黒死牟が使う月の呼吸・参ノ型「厭忌月・銷り」が挙げられます。
厭忌月・銷りも烈日紅鏡と同じく三日月型の斬撃を二度放つ技でしたよね。
黒死牟自身、縁壱の才能に嫉妬しその力を我が物にしようと努力してきた人物です。
縁壱の剣技を意識するあまりよく似た型を身につけていたとしても不思議ではありませんよね。
5.灼骨炎陽
灼骨炎陽は渦のような立体的な軌道を描いて広範囲を切りつける型です。
上弦の陸・堕姫や上弦の参・猗窩座戦などで使用されました。
烈日紅鏡よりも広範囲を巻き込むことができるため素早い敵や多方向からの攻撃にも対応できるのが特徴と言えるでしょう。
無関係の人間を傷つけた堕姫の態度に怒りが爆発した炭治郎が心が研ぎ澄まされより洗練された灼骨炎陽を放ち帯による攻撃を切り落としましたよね。
また猗窩座戦では破壊殺・鬼芯八重芯による8発もの攻撃を灼骨炎陽で相殺しています。
こうした上弦の鬼の攻撃に対処できていることから広範囲を切りつけるからといって他の型と比べて灼骨炎陽の威力が劣るわけではないことがわかりますよね。
「尺骨」とは銃骨を焼いて現れた模様や裂け目の形によって吉凶を見る占い方法であり。
「炎陽」は照りつける夏の太陽を意味する言葉となっています。
つまり骨すらも焼き尽くす灼熱の太陽といった意味合いがあるのではないでしょうか。
そんな灼骨炎陽が元になっていると考えられる技として炎の呼吸・肆ノ型「盛炎のうねり」や霞の呼吸・参ノ型「霞散の飛沫」などが挙げられます。
炭治郎が灼骨炎陽で堕姫の攻撃を防いでいたように煉獄さんも猗窩座の攻撃を盛炎のうねりで受けていましたよね。
霞柱・時透無一郎もまた上弦の伍・玉壺が繰り出した大量の粘魚を霞散の飛沫のによって吹き飛ばしています。
渦巻くような独特の刀の古い方は広範囲をカバーすることで敵の攻撃の相殺や対多数の戦闘を想定して編み出されたものなのかもしれませんね。
6.陽華突
陽華突は日の呼吸唯一の突きの型です。
上弦の肆・半天狗や無惨戦で使用されました。
突き技であるため刀を振りかぶる必要がなく技を繰り出すまでのスピードが速く斬りつける技と比較して直線方向へのリーチが格段に長い技と言えるでしょう。
半天狗戦では天井裏に逃げた半天狗に追い打ちをかけるために使用しました。
敵の封印をつくような場面ではその初動の速さが遺憾なく発揮されると思われます。
無惨との最終局面ではすでに限界を超えて戦っていた仲間と協力した末ではありますが無惨の体ごと突き刺し壁に縫い付けるほどの威力を見せしました。
この陽華突が決め手となり無惨は太陽に晒されて消滅することになりましたよね。
一般的な言葉として陽華という言葉はありませんがおそらく太陽の「陽」に鮮やか・華やかといった意味合いの「華」と組み合わせてつけたものと思われます。
そんな陽華突が元になっていると考えられる技として水の呼吸・漆ノ型「雫波紋突き」や霞の呼吸・壱ノ型「垂天遠霞」がといった突き技全般が挙げられます。
全集中の呼吸全体を見ても突き技は数えるほどしか確認できません。
これは鬼を倒すには頸を切り落とさなくてはならないからだと考えられます。
しかし様々な形状や血鬼術を使う鬼と渡り合うためには時に斬撃以外の攻撃手段も身に着けておかなくてはなりません。
そんな考えから陽華突が編み出されそれぞれの特性に合わせて改良されていったのではないでしょうか。
作中には突き技を主軸とする蟲の呼吸が登場しましたよね。
蟲の呼吸のもとになった花の呼吸は水の呼吸から派生したものです。
使い手である蟲柱・胡蝶しのぶに自覚があったかは分かりませんがもしかしたら蟲の呼吸の型には陽華突をもとに培われたノウハウが生かされているのかもしれませんね。
7.日暈の龍・頭舞い
日暈の龍・頭舞いは舞うように前進しながら何度も切りつける型です。
半天狗や無惨戦などで使用していました。
移動しながら斬撃を繰り出すため複数の敵を相手にするときに有効な技と言えるでしょう。
刀鍛冶の里での半天狗との戦いでは半天狗の分身3体をほぼ同時に切りつけすべての鬼の頸を一度に落としていましたよね。
「日暈」とは太陽の周囲に現れる光の輪を意味し頭舞いはおそらく龍が頭を大きく振りながら天を泳ぐ様子を表しているのではないでしょうか。
そんな日暈の龍・頭舞いが元になっていると考えられる技として水の呼吸・参ノ型「流流舞い」が挙げられます。
流流舞いは浅草で対峙した矢琶羽と朱紗丸との戦いで炭治郎が使っていました。
流れるように移動しながら切りつける姿は日暈の龍・頭舞いにそっくりですよね。
また前進しながら繰り返し斬りつけるといった意味では回転するたびに攻撃力が高まる水の呼吸・拾ノ型「生生流転」も同じ系統かもしれません。
日暈の龍・頭舞いをベースに回避や移動に重きを置いたのが流流舞いでありより攻撃的に発展したのが生生流転なのではないでしょうか。
8.斜陽転身
斜陽転身宙に舞いながら体を上下反転して刀を振るうトリッキーな型です。
宙返りのような独特な体勢から繰り出される型ゆえに使用者の動きが予測しにくく敵の攻撃の回避にも有効な技と言えるでしょう。
猗窩座戦では透き通る世界に達した炭治郎が斜陽転身を使って猗窩座の頸を切り落としました。
「斜陽」とは西に傾いた太陽つまり夕日を指す言葉であり「転身」は身をかわすことを意味します。
そんな斜陽転身が元になっていると考えられる技として花の呼吸・陸ノ型「渦桃」が挙げられます。
渦桃は上弦の弐・童磨との戦いで栗花落カナヲが使用していました。
相手の攻撃を避けつつ体を反転させて螺旋の軌道で切り裂く技です。
斜陽転身と比べるとより刀の軌道が複雑になっています。
女性の使い手が多い花の呼吸ですのでより軽快かつ精密な太刀筋を追求することで筋力の少なさをカバーできるよう追求されたのではないでしょうか。
9.飛輪陽炎
飛輪陽炎は刀身が陽炎のように揺らぎ刀が伸びたように錯覚させる型です。
特殊な刀の振り方によって太刀筋が伸び相手との距離感を惑わすことができます。
猗窩座戦では相手の闘気を感知してどんな攻撃にも自動的に対応する破壊殺・羅針を使用していた猗窩座の頸に刃を入れることに成功しています。
上弦の中でも武闘派と言える猗窩座でも完全に見切ることができなかったことから初見での回避はほぼ不可能と言えるのではないでしょうか。
「飛輪」とは太陽の異名であり「陽炎」は地面から炎のような揺らめきが発生する現象を指す言葉です。
そんな飛輪陽炎と同じ系統にある技として獣の呼吸・玖ノ牙「伸・うねり裂き」が挙げられます。
「伸・うねり裂き」は嘴平伊之助が童磨との戦いで一度だけ使用しました。
腕の全ての関節を外し間合いの外まで斬撃を伸ばすことができます。
「伸・うねり裂き」は物理的に間合いを伸ばす技であり刀身が伸びたように錯覚させる飛輪陽炎とは厳密には性質が違います。
しかし相手に間合いを読み違えさせるという意味では近い思考のもとに編み出された技と言えるでしょう。
獣の呼吸は伊之助が独自に編み出した呼吸ですので直接的に日の呼吸の流れを汲んでいるわけではありません。
そう考えると誰に教わるでもなく作中最強の剣士である縁壱と同じ思考にたどり着きひとつの技として昇華させた伊之助はとんでもない逸材ですよね。
10.輝輝恩光
輝輝恩光は竜巻のように回転しながら突進する型です。
激しく斬りつけながら敵にめがけて進むことから移動・攻撃・防御を同時に行える汎用性の高い技と言えるでしょう。
無惨との戦いでは窮地に陥ったカナヲを助けつつ無惨に攻撃を加えていましたよね。
「輝輝」は照り輝く様子を意味する言葉であり「恩光」は万物を育成する太陽の光を指します。
万物を守り育む太陽のように自らの身をもって仲間を守るために編み出された型なのかもしれません。
そんな輝輝恩光が元になっていると考えられる技として炎の呼吸・玖ノ型「煉獄」が挙げられます。
煉獄は無限列車編で猗窩座と対峙した煉獄さんが最後に使った炎の呼吸の奥義です。
輝輝恩光と比べると回転をしない代わりにより突進力に重きを置いているように見受けられます。
公式ファンブック・弐によると炎の呼吸は地面をしっかりと踏みしめて放つ技が主軸となっているそうですので力強い踏み込みを活かせるよう改良させていったのではないでしょうか。
凄まじい勢いで突き進む様子は風の呼吸・壱ノ型「塵旋風・削ぎ」にもよく似ています。
11.火車
火車は前方に回転しながら切りつける型です。
堕姫戦や無限城での戦いなど様々な場面で使用されました。
前方宙返りのように宙を舞いつつ攻撃を加える独特な動きが大きな特徴と言えます。
敵の攻撃を跳躍して回避しそのまま反撃に転じることもできるようです。
「火車」とは悪行を積み重ねた末に死んだ者の亡骸を奪うとされる妖怪の名前とされています。
または文字通り炎をまとって車のように回転する技という意味が込められているのではないでしょうか。
そんな貨車が元になっていると考えられる技として水の呼吸・弐ノ型「水車」が挙げられます。
水車は円を描くように刀を振るい素早い足さばきとともに薙ぎ払う型です。
水柱・冨岡義勇が流麗な動きで猗窩座の腕を切り落とすシーンが印象的でしたよね。
水車は火車と名前が似ており型の動きもほぼ一致しています。
水の呼吸は様々な状況に対応できる「受け」の呼吸と言われていますので方向性の異なる技が多い日の呼吸の系譜をより濃く受け継いでいるのかもしれませんね。
12.幻日虹
幻日虹は敵に残像を見せて撹乱することができる回避に特化した型です。
高速の捻りと回転によって相手に残像を捉えさせる効果があり作中の説明によると視覚能力が優れた者ほどよりくっきりと残像を捉えてしまうようです。
実際に堕姫や猗窩座などにも十分通用しており一撃が命取りになりかねない上弦の鬼との戦いにおいて何度も炭治郎の危機を救いました。
「幻日」は光の屈折によって太陽が複数あるように見える現象を指し「虹」もまた太陽光が反射することで七色のアーチがかかる現象を意味する言葉ですね。
そんな幻日虹が元になっていると考えられる技として霞の呼吸・漆ノ型「朧」が挙げられます。
朧は著しい緩急をつけた体(からだ)捌きによってまるで使用者の姿が突然消えたり現れたりしているように錯覚させる技です。
その効果は絶大で上弦の鬼である玉壺ですら完全に術中にはまってしまうほどでした。
回転と緩急をつけた動きといった違いこそありますが相手に残像を見せて撹乱させる効果は幻日虹とほぼ同じですよね。
朧は無一郎が独自に編み出した技とされていますが無一郎が使う霞の呼吸は風の呼吸から派生したものです。
無一郎も源流となる風の呼吸を多少なりとも学んでいるはずですのでおそらく幻日虹から受け継がれた技術や考え方が朧の習得に生かされたのでしょう。
13.炎舞
炎舞は刀を振り下ろした直後に切り上げる型です。
円舞と同様にシンプルゆえに作中でも使用頻度が高い技です。
2連撃の技ですので仮に一発目がかわされたとしても切り上げの2発目で仕留めることができます。
最初に解説した円舞と同じ読み型をしますがこれは後で解説する幻の拾参ノ型を繰り出す条件に関する布石と言えるでしょう。
名前の由来は文字通り炎の舞いつまりヒノカミ神楽を表していると思われます。
さらに最初の型である円舞と同じ読み方にし2つの型が繋がるという意味合いが込められているのではないでしょうか。
そんな炎舞が元になっていると考えられる技として月の呼吸・陸ノ型「常夜弧月・無間」が挙げられます。
常夜弧月・無間は縦方向に弧を描く無数の斬撃で周囲を切り刻む技です。
上下からの二連撃だった炎舞に対して黒死牟の常夜弧月・無間は様々な方向に斬撃を飛ばしていました。
おそらく黒死牟は斬撃の数や飛ばす方向を増やすことで縁壱の日の呼吸よりも優れた技を生み出そうとしたのではないでしょうか。
14.拾参の型
無惨を完全に打ち倒すための技とされる幻の型です。
これまで紹介した12の型を連続で繰り出しまるで円環をなすように繋げることで完成する技とされています。
名前の同じ炎舞と円舞を続けて放つことで型がつながっていくと説明されていますがその他の型については作中でも順番がバラバラであったため炎舞と円舞以外は順不同で良いのかもしれません。
おそらく大切なのは順番よりも型を休まずに繋げることなのではないでしょうか。
扱いの難しい日の呼吸の中でも特に難易度が高く結局炭治郎は完全な形で繰り出すことはできませんでした。
過去に縁壱が無惨と対峙した際に無惨を一瞬で細切れにした技こそが幻の拾参の型だったのではないかと考えられます。
そう考えると縁壱の刀に刻まれた「滅」という漢字の画数が日の呼吸の型の数と同じ13画であることにも因縁めいたものを感じますよね。
はじまりの剣士・継国縁壱により編み出された最強の呼吸・日の呼吸は無惨が唯一恐れた全集中の呼吸だけあってどの型も洗練された強力な技ばかりでしたよね。
今回紹介した型の他にも日の呼吸から派生したと考えられる型があるかもしれません。
日の呼吸をもっと知りたいと思った人はまた次の記事でお会いしましょう。
今回は以上です。
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