鬼滅の刃

【鬼滅の刃】狛治と恋雪の絆に号泣!猗窩座を徹底考察!

2023年9月30日

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

質問者
上弦の参・猗窩座の人間時代について教えてください。

こんにちはエンタメ考察室です。

無限列車編での戦いの後炭治郎たちの前に突如現れた猗窩座。

圧倒的実力差を見せつけられ戦いに加わることができずに愕然とする炭治郎たちの姿を皆さんは見て泣きそうになったと思います。

実力も人望もある人気の柱の炎柱・煉獄さんの敵でもあり最初はあまり印象を持っていなかった方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな猗窩座の悲しい過去や強さについて解説したいと思います。

また人間時代の猗窩座の恋人であった恋雪も地獄に落ちているのではということも考察しているのでぜひ最後までお楽しみください。

 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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1.猗窩座

猗窩座の性格は好戦的な武闘家と言えるでしょう。

強さへの執着が強く関連や実践を好むほか周りの者に対する評価や価値基準も

強いかどうか

を重要視しているように見えます。

人間を見下す鬼が多い中、猗窩座は強い者であれば人間相手にも敬意を表し鬼にならないかと勧誘します。

反対に弱い者へ蔑視と嫌悪感をあらわにします。

煉獄さんや冨岡義勇といった柱に相当する実力者には賞賛を惜しまず名前を尋ねたりしきりに鬼になるように誘っていました。

しかし煉獄さんと一緒にいた時の炭治郎のことは弱者として話しの邪魔になるという理由だけで殺そうとしていました。

興味を持った人間には積極的に話しかけるのでよく喋る奴なのかと思いきや無惨の前や妓夫太郎が死んだ際に開かれた上弦の鬼だけの会議ではあまり多くを語りませんでしたね。

公式ファンブックの情報でも人間と喋るのが好きという記載があります。

このことから実は人間が好きでとりわけ強い人間に興味があったものと思われます。

「強さ」を絶対の正義としていて強い者は強いまま永遠の命を得ることすなわち鬼となることが心底素晴らしいと思っていました。

なので煉獄さん鬼に誘ったことも怒らせたり侮辱する気はなく純粋に一緒に強く素晴らしい存在であり続けようと思ったからではないでしょうか。

「素晴らしき才能を持つ者が」
「醜く衰えてゆく!俺はつらい!耐えられない!」

という台詞からも猗窩座からしてみれば善意で鬼になるよう誘っていたのかも知れませんね。

しかし猗窩座は他の上弦の鬼に比べあまり人間を喰らうことへの執着が強くありませんでした。

鬼であればより多くの人間を喰らうことで強くなります。

鼓屋敷の響凱などは以前より人間を喰らうことができなくなったことに焦り嘆いていましたよね。

ところが猗窩座は空いた時間はひたすら鍛錬していたのだそうです。

さらに人間時代の経験が無意識に刷り込まれているのか決して女性を喰らわず殺すこともありませんでした。

無惨からはそのことで嫌味は言われていたもののお気に入りなので見逃してもらっていたようです。

また猗窩座は上弦の鬼の中でも古参の存在で青い彼岸花の探索に関わるなど側近の中でも特別核となる部分に関わっていました。

無惨や上弦の壱・黒死牟など強い者・自分より立場の強い者には形式上従いますが内心の反発を隠せないこともあったようです。

上弦の弐・童磨のことはあからさまに煙たがっていました。

公式ファンブックによると童磨が上弦の弐なってからあまりにもうるさいため無惨に苦情を言ったそうです。

猗窩座が無惨に口答えをしたのはその一度きりということも判明しました。

2.強さ

猗窩座は武術に精通していてそのほとんどが拳撃や足技など武術に由来するものが多いです。

破壊殺で身体能力を強化しその状態で徒手空拳を放ちます。

体ひとつで戦うため他の鬼のように毒や飛び道具があるわけでもないので武闘派な鬼です。

しかし鍛錬で極限まで身体能力を高めた猗窩座が放つ技は多彩でありさらに血鬼術で強化された攻撃の数々は炭治郎曰く

「磁石のよう」

というほど吸い付くような正確さで急所をついてきます。

猗窩座は「羅針」という足を軸にした雪の結晶の形たちの陣を出現させ相手の闘気を感じ取ることで相手の攻撃を探知できます。

猗窩座曰く赤ん坊にすらわずかながら闘気があり「羅針」はそれを正確に感知できるそうです。

この「羅針」に感知されると即座に反撃されてしまうため炭治郎や義勇は苦戦しました。

・近距離の拳撃乱打を放つ「乱式」
・煉獄さんを死に至らしめた「滅式」
・拳撃から衝撃波を放つ技

などもあります。

技を食らった義勇はかなり遠くまで吹っ飛ばされ一時は戦線離脱を余儀なくされました。

猗窩座の拳をすんでのところで避けた炭治郎はまともに食らったら胴体が真っ二つになっていたと思うほどの威力があります。

何百年も上弦の座を守っているだけあって柱との戦闘経験もあり義勇の技・凪を

「以前の水の柱は使わなかった」

と楽しむほどの余裕を見せました。

炭治郎は苦戦しながらも頸を斬ることに成功しますが猗窩座の体は崩壊せず頸がない状態でも血鬼術の構えを取りました。

すでに満身創痍の炭治郎と義勇なさらなる危機に追い込まれるのかと読んでいてハラハラしましたよね。

この時猗窩座も無惨と同じく頸の弱点を克服しつつあったのでしょう。

更なる強さを持った別の存在へ進化を遂げようとしていました。

上弦の弐・童磨は死の間際に自分もそんな存在になれるかと一瞬期待していましたが体が崩れ始めると諦めていました。

つまり鬼の中でも頸の弱点を克服するという領域にたどり着くいる者はごくわずかであり猗窩座はいわゆる才能のある鬼だったのでしょう。

さすが無惨のお気に入りですよね。

しかし猗窩座は自らの意思でこの進化を止め死を選んだのです。

あれほど強さにこだわっていたはずの猗窩座がなぜこのような行動をとったのでしょうか。

その理由は人間時代の記憶を取り戻したことにあります。

3.恋雪への想い

猗窩座は人間時代の名前を狛治といい元は貧しい父子家庭に育った青年でした。

病気で寝たきりの父親の薬代を稼ぐために盗みなどの犯罪を繰り返していました。

しかしある日父親は自分のために悪事を繰り返す息子に心を痛め自殺してしまいます。

荒れてしまった狛治が町で喧嘩をしていたある日素流道場の師範・慶蔵に出会います。

大の大人を7人まとめて倒せるほど強かった狛治を慶蔵はあっさり倒してしまいます。

慶蔵の道場で目を覚ました狛治はこの日から慶蔵に弟子入りし同時に病弱な娘・恋雪の世話係として住み込むことになります。

慶蔵との修行の日々や心優しい恋雪との交流によりだんだんと荒れていた心が癒されていったのでしょう。

恋雪との縁談も決まりこれからもっと強くなって一生恋雪を守ると心に決めた矢先隣接する道場の嫌がらせで最愛の師匠と恋雪を毒殺されてしまったのです。

単行本に収録された設定こぼれ話によると慶蔵は血を吐きながら恋雪を抱きかかえ医者の元に走っていったそうです。

恋雪は手遅れでしたが慶蔵は数時間苦しんだ後亡くなりました。

狛治はやっと見つけた居場所や大切な人を守れなかった自分を責めてきへの憎しみを抱え復讐として敵の道場生を皆殺しにした直後に無惨と出会い茫然自失状態のまま鬼なりました。

猗窩座となってからは人間時代の記憶はありませんが強くあらねばという思いだけが残骸のように残っていたようです。

こちらも設定こぼれ話からの情報ですが猗窩座の技はすべて人間時代の思い出が土台になっているそうです。

猗窩座の血鬼術は武道のような構えをしますがこれは慶蔵から受け継いだ素流の技が元になっています。

術式展開の模様は雪の結晶の形をしており恋雪の髪飾りと一致しています。

また花火が由来の技名もありこれは恋雪と花火を見ながら夫婦の誓いを交わした思い出が元になっているのでしょう。

4.恋雪も地獄に落ちていたのか?

猗窩座は作中で唯一自死を選んだ鬼です。

相手の技を称賛し自分の負けを認め正々堂々潔く散りたいという精神はまさに武闘家そのものでしょう。

それだけでなく慶蔵や恋雪との記憶を取り戻したことも自ら死を選んだ大きな要因だと思います。

自分が誰よりも強くなりたかったのは大切な二人のためだったのだと思い出した時には慶蔵も恋雪もいませんでした。

二人を亡くした今強くなること生きていることへの意味が見出せなかったのでしょう。

さらには自殺してしまった父親の

「真っ当に生きろ」

という遺言も守れなかった自分に絶望し自ら死を望んだと思われます。

皮肉にも記憶を取り戻し死を望んだ途端に頸を斬られても死なず別の何かに生まれ変わろうとするほどの生命力を見せました。

最期は煉獄さんを葬った技「滅式」で自分で自分を攻撃し再生を止めようとする途中で大切な人たちと再会できました。

この感動的な場面が煉獄さんの敵だった猗窩座が一躍人気の鬼になった要因かもしれませんね。

まずは病気だった父親に礼を言われ師匠である慶蔵から頭を撫でられます。

この時の姿は人間である狛治に戻っています。

涙を浮かべる狛治の姿は心優しい息子そのものですよね。

このまま自我を取り戻すかと思いきや無惨から髪を掴みあげられ

「これで終わりか」

と責められてしまいます。

この時また猗窩座の姿に戻されています。

思考にも無惨の支配が戻り人間だった頃の記憶が薄まってしまいました。

独特の身体の入れ墨のような模様も戻っていますね。

しかし完全に鬼に戻ってしまう直前に恋雪に再会します。

いつものようにもっと強くならねばと思ったところで恋雪に手を握られます。

恋雪のことは明かさになってからも何百年も無意識下でずっと罪の十字架となって残っていたのではないでしょうか。

決して女性を殺せなかったのもこのためだと思われます。

だからこそその恋雪に過去のことを謝った後に

「もういいのよ」

と許してもらったことで心のわだかまりが解けたのでしょう。

一気に本来の強く優しい青年・狛治に戻っていきました。

完全に狛治の姿に戻った後、恋雪と抱き合いながら散っていきました。

この時炎のようなものが二人を包んでいます。

この後二人はどうなったのか考察したいと思います。

公式ファンブック・弐に掲載されている隠・後藤さんによる地獄へいる鬼への取材「各呼吸の斬られ心地インタビュー」で炎の呼吸のインタビューのところに狛治がいます。

よく見るとその隣には恋雪にとてもよく似た女の子がいるのがわかります。

もしこの女の子が恋雪だった場合二人は一緒に地獄に行ったとも考えられるのではないでしょうか。

師匠・慶蔵は作中で

「天国には連れて行ってやれねぇが」

と言っていて亡くなった後の慶蔵と恋雪は一緒に天国で暮らしていたと思われます。

猗窩座が狛治としての自我を取り戻し死亡してからは恋雪も狛治と一緒に地獄で暮らすことにしたのかもしれませんね。

類似の話では下弦の伍・累が死亡した際天国にいた累の両親は一緒に地獄へ行くと言って狛治と恋雪の最終場面と同じように炎に巻かれて消えていきました。

恋雪の

「おかえりなさいあなた」

の一言が

「一緒に地獄までついていきます」

という覚悟の一言だたとすると炎の演出は地獄の業火だという解釈もできるのではないでしょうか。

猗窩座が亡くなった家族たちと対話して記憶を取り戻す場面は涙なしでは読めませんよね。

慶蔵も恋雪も猗窩座が記憶を取り戻すまで何百年も心を痛めながら待っていたことでしょう。

まとめ

鬼たちは皆辛く悲しい過去を抱えていますが特に猗窩座には来世で恋雪と幸せになって欲しいですよね。

鬼の中で猗窩座が一番好き!

狛治と恋雪の絆に感動した人はまた次の記事でお会いしましょう。

今回は以上です。
 

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