鬼滅の刃

【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の柱よりも強かったのか?竈門炭十郎と継国縁壱の関係を考察!

2023年10月21日

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

質問者
竈門炭十郎と継国縁壱との関係を教えてください。

こんにちはエンタメ考察室です。

主人公炭治郎の父親であり故人にも関わらず炭治郎に多大な影響を与えた人物といえば竈門炭十郎ですよね。

炭治郎の記憶の中にしか登場しないため登場回数が少ない登場人物ですがその存在感はとても大きいですよね。

生前の彼の教えがなければ炭治郎は無惨を倒すことはできなかったでしょう。

今回は鬼滅の刃の重要となる人物とも言える炭十郎について解説したいと思います。

また炭十郎が継国縁壱の生まれ変わりではないかという説についても考察しているのでぜひ最後までお楽しみください。

 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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1.竈門炭十郎

炭十郎は本作の主人公・炭治郎の父親であり妻・葵枝との間に6人もの子供を授かっています。

見た目は炭治郎によく似ており特に髪型や顔立ちは瓜二つです。

生まれつき体が弱く病床に伏すことが多かったせいなのかその体はやせ細っています。

また額には生まれつき薄い痣があるのも特徴の一つと言えるでしょう。

性格はとても穏やかで柔らかな笑顔と川のせせらぎのような落ち着いた声を持っています。

炭治郎は

「父を思う時
一番に浮かぶのは柔らかな笑顔と
川の細流のように落ち着いた声だ」

とも表現していました。

全体的に生気が抜けたようなどことなく不思議な雰囲気が滲み出ていますね。

体の弱い炭十郎ですがヒノカミ神楽に関しては極みの域に達していると言えるでしょう。

これは雪が降りしきるなか日没から夜明けまでの間ヒノカミ神楽の十二の型を何百・何千・何万回と繰り返し舞い続けていることからも分かります。

鬼殺隊ではない炭十郎ですがヒノカミ神楽を何度も繰り返し待ってきたことでどれだけ動いても疲れない息の仕方を身につけています。

これは鬼殺隊が使う全集中の呼吸に限りなく近いものであると考えられます。

年始めに雪の降る山奥で神楽を待っていた炭十郎ですがこれに対し炭治郎は

「肺が凍りそう」

と表現しています。

病人である炭十郎が極寒の山奥で一晩中舞い続けていることからも身体能力を飛躍的に向上させる全集中の呼吸を修得していたと考えるのが自然ですよね。

炭十郎がヒノカミ神楽を舞う場面は炭治郎の回想の中で登場します。

那田蜘蛛山で下弦の伍・累の攻撃により刀が折られ絶対絶命の状況で炭治郎は父がヒノカミ神楽を舞う走馬灯を見ました。

父の舞う姿と

「炭治郎呼吸だ
息を整えてヒノカミ様になりきるんだ」

という言葉によりヒノカミ神楽を技に転用することで窮地を脱した炭治郎は

「父さんが助けてくれた」

と考えていました。

実際幼少の炭治郎に語りかける場面は炭十郎が危機から抜け出すきっかけを授けてくれたように感じましたよね。

作中で初めてヒノカミ神楽が登場した場面なので特に印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

この時、炭十郎は病弱でありながら雪が降りしきり肺が凍りそうな寒さの中一晩中ヒノカミ神楽を舞い続けていたとされていることから既に極みの域に達していたと言えるでしょう。

また炭治郎は厳しい鍛錬をすることでようやく正しい呼吸動きを身につけ「透き通る世界」を見ることができるようになったと炭治郎に語る場面もありました。

このことから継国縁壱のような天才肌の人ではなく他のことを気にせず一つの事に熱心に取り組む努力によって技を極めた職人気質な性格であることがわかります。

そのことは炭治郎に見取り稽古をした際に語った

「絶対に諦めるな
考え続けることだ
どんな壁もいつか打ち破る
弛まぬの努力で」

という言葉にも表れています。

この絶対に諦めないという想いは鬼滅の刃という作品を通して炭治郎の戦いの根幹と言ってもいい部分であり父親の教えが炭治郎にとても大きな影響を与えていることがわかります。
 

2.強さ

次に柱よりも強いのかを考察していきたいと思います。

炭十郎が極めていたヒノカミ神楽は継国縁壱が生み出した始まりの呼吸・日の呼吸の12の型を「まい」という形で継承したものです。

煉獄家に伝わる言葉を借りるとすべての呼吸は日の呼吸の派生であり最強の呼吸とも言われ鬼舞辻無惨を唯一追い詰めた呼吸とされています。

よってヒノカミ神楽を極めた炭十郎の強さは相当なものと言えるでしょう。

炭十郎の強さは炭治郎に見せた見取り稽古の中の話で触れられていました。

全員が寝静まった夜に炭治郎を連れて山に行き人を6人喰い殺した九尺もの巨大な熊を一瞬で切りつけて仕留めました。

この時炭十郎は病死の十日前という衰弱した状態でありながら小さな手斧で炭治郎が瞬きをする間に2回切り込み熊の首を一瞬で切り落としています。

炭治郎自身が見取り稽古と捉えていたことから恐らくヒノカミ神楽の型を用いて倒したのだと思われます。

いずれにしても体格差や力量の差をものともしない実力を感じさせる話です。

このように強いことは疑いようのない炭十郎ですがその強さは柱をも凌ぐほどだったのでしょうか。

結論

炭十郎の潜在能力は恐らく柱に匹敵するもしくはしのぐほどの実力者であった

と思われます。

この理由について考察していきたいと思います。

透き通る世界

そう考える一つ目の理由として透き通る世界を修得しているという点です。

透き通る世界を修得することで相手の体の長さえも手に取るように見え時間の流れが遅く感じるほどに感覚が研ぎ澄まされます。

これにより相手の挙動を予測することができます。

この透き通る世界の域まで達したのは柱の中では悲鳴嶼行冥や伊黒小芭内、時透無一郎のみです。

しかも彼らは最終決戦の熾烈な戦いの中限界を突破した状況で一瞬到達したに過ぎず常に使いこなす領域には至っていません。

それほどの能力を努力の結果、身につけられたという点から柱と比べても遜色ないどころか柱を凌ぐ素質の持ち主だと思われます。

余談ですが炭治郎が炭十郎を植物のような人と表現していたことはこの透き通る世界を修得した姿として実にうまく言い当てていると思います。

透き通る世界を修得した者の中には炭治郎や炭十郎のように体の感覚などを自在に制御することができます。

そのため相手に殺気を感じさせず敵に行動を悟られなくすることもできます。

その状態のものと対峙することを猗窩座は

「そこにいるはずのない異物と
対面しているような状態」

と表現していました。

その時のコマには猗窩座が植物と相対している様子が描かれています。

悲鳴嶼行冥や伊黒小芭内、時透無一郎などは透き通る世界に入っていても殺気が消えたとわかる描写はなかったので殺気をなくすことは透き通る世界における一つの制御の仕方だと思われます。

偶然かもしれませんが少なくとも炭十郎の纏う植物のような雰囲気と透き通る世界の関係は深いと感じさせる描写がされています。

体力差・体格差

2つ目の理由はヒノカミ神楽を極めた炭十郎は体力差や体格差をものともしないという点です。

炭十郎は病弱であり病に伏しがちであったことからも基礎体力については柱よりははるかに劣ります。

しかしヒノカミ神楽を舞うことで一晩中舞っていても疲れないという人並み外れた特性を持っています。

炭十郎はヒノカミ神楽にはどれだけ動いても疲れない息の仕方があると幼少時代の炭治郎に教えています。

「正しくできれば
どれだけ動いても疲れず
寒さも平気になる」

とも話していました。

さらに日の呼吸はヒノカミ神楽という「舞」の形式で型を次々に循環させて攻撃することで鬼に回復の隙も与えない波状攻撃を仕掛けるという戦い方になります。

常に攻撃を仕掛けながらも正しい呼吸によって一晩中舞うことができるほどの強靭さを保つことができます。

炭治郎が初めてヒノカミ神楽を使用した時は体中の激痛や視界不良・耳鳴りなどの症状に襲われて身動きが取れなくなっていました。

このことからヒノカミ神楽は水の呼吸を修得し鬼殺隊として体を鍛えている炭治郎であっても容易に使うことができないほど難易度の高いものだということがわかりますね。

そんなヒノカミ神楽を病弱な体で舞い続けることができた炭十郎はヒノカミ神楽つまり日の呼吸を使いこなし極めていたと言えるでしょう。

痣者

3つ目の理由は炭十郎が痣者あざものである可能性が高いことが挙げられます。

鬼滅の刃の世界には「痣」と呼ばれる特殊な模様が存在します。

これは一般的な怪我を指す痣とは異なり発現した者の身体能力が飛躍的に上がり上位の鬼である上弦の鬼相手にも対等に立ち回ることができるようになります。

こうした痣が発現した人間を痣者と呼びます。

炭十郎の痣が身体能力を向上させる技なのかは不明ですが仮に炭十郎が痣者だとしたらその身体能力は柱に匹敵すると言えるでしょう。

・日の呼吸
・痣者
・透き通る世界

の3つを全て修得している人物は作中全体を通しても少なく現在の柱の中では確認できていません。

とはいえ炭十郎は鬼殺隊に所属していたという情報はなく鬼狩りとは無縁の生活を送り実戦経験は豊富ではないと考えられます。

その点柱の方が生死を賭けて戦う者としての土壇場の対応力や体力の部分で勝っていた部分もあると思います。

以上の点から炭十郎は炭焼き職人という一般人なので戦闘面に特化した訓練鬼との実戦経験を積んできた柱には到底、敵わないと言えます。

しかし逆を言えば特殊な訓練を受けていないにも関わらずヒノカミ神楽の修得や透き通る世界の境地にまで至ったことから炭十郎の潜在能力は柱以上と言えるのではないでしょうか。

3.約束

次に継国縁壱との約束について考察していきたいと思います。

竈門家が代々伝承しているヒノカミ神楽と日の呼吸の創始者・継国縁壱の関係性については作中で炭治郎が記憶の遺伝を垣間見ることで明らかになりました。

そもそも竈門家の伝統であるヒノカミ神楽は継国縁壱から受け継いだものです。

炭治郎の先祖に戦国時代に生きた炭吉という男がいました。

炭吉と妻・すやこはあばら家に住み始めますがそこはかつて継国縁壱が妻と住んでいた家でした。

ある日炭吉夫妻が鬼に襲われたところをたまたま訪れた縁壱が助けます。

これをきっかけに縁壱と炭吉は仲を深め度々会うようになります。

ある日竈門を訪ねた縁壱は炭吉に自分の過去を話します。

双子の「忌み子」として生まれたことから

兄が鬼になったこと
妻とお腹の子を鬼に殺されたこと

などを語り

「妻を殺され
無惨を取り逃がした自分は無価値なな人間だ」

と自分を卑下します。

それを聞いた炭吉は自分たちの命を助けてくれた縁壱に対して

「無価値なんて言わせない
貴方に守られた命で後に繋ぐ」

と約束をします。

炭吉はその時に縁壱が見せてくれたヒノカミ神楽と別れ際に受け取った耳飾りを竈門家の子孫に継承していくことにしたのです。

これが炭治郎が記憶の遺伝によって目にした先祖の記憶です。

この先祖の記憶については炭十郎も炭治郎と同じように記憶の遺伝として覗き見ていた可能性があります。

炭十郎は

「この神楽と耳飾りだけは
途切れさせず継承していってくれ
"約束"なんだ」

と炭治郎に語りかけていました。

普通に考えると炭十郎もまた父からヒノカミ神楽を受け継ぐように言い伝えられたのだという意味に思えます。

しかし作中ではヒノカミ神楽の伝承について

「約束」

という言葉が強調されて描かれています。

もし炭十郎が自身の父から継承されただけなのであれば言い伝えや伝統などの言葉を使った方が自然ですよね。

あえて「約束」という言葉を使ったのは炭十郎自身が約束を実感するようなことがあったからなのではないでしょうか。

つまり炭十郎もまた炭治郎と同じように記憶の遺伝をどこかの時期で垣間見ていたのかもしれませんね。
 

4.転生

次に縁壱の生まれ変わりだったのではないかについて考察していきたいと思います。

縁の深い継国縁壱と竈門家ですが炭十郎が縁壱の生まれ変わりではないかという説があります。

そもそも現代編では悲鳴嶼や伊黒によく似た人物が描かれるなど生まれ変わりと思われるような描写が多く登場します。

その上で植物のような気配を持つ炭十郎と落ち着いた物腰柔らかな縁壱はどこかしら似たような雰囲気を纏っているのでこの説はありえそうですよね。

その理由について述べていきたいと思います。

透き通る世界

そう考えられる一つ目の理由はどちらも「透き通る世界」が見えていたということです。

縁壱も炭十郎も透き通る世界を見ることができます。

作中全体を見ても透き通る世界の境地に達しているのはごく一部の人間となっています。

そしてそのほぼ全てが戦いに身を置く鬼殺隊か鬼であり一般人で透き通る世界に到達したのは炭十郎ただ一人なのです。

ヒノカミ神楽を極めたとはいえ炭十郎には透き通る世界を修得するための才能のようなものがあったと考えるのが自然ではないでしょうか。

作中でもう一人才能のみで透き通る世界に到達した人物がいます。

それは幼少期の縁壱です。

縁壱は初めて剣を握ったと思われる父親の弟子との稽古で相手を一瞬で倒しています。

この時に

「骨の向きや筋肉の収縮
血の流れを見ればいい」

と発言していることからすでに透き通る世界を見ることができたと言えるでしょう。

生まれつきの痣

2つ目の共通点は炭十郎にも縁壱にも生まれた時から額に痣があり生まれながらにして日の呼吸の選ばれた使い手であったと考えられることです。

煉獄槇寿郎の話では生まれつき赤い痣があるものは日の呼吸の選ばれた使い手ということでした。

始まりの呼吸の剣士である縁壱に生まれつき痣があることは納得できますがあえて炭十郎にまで痣を持って生まれてきたことにした背景には炭十郎が縁壱の生まれ変わりである可能性が見えてきますよね。

25年以上生きている

3つ目は両者とも痣がありながら25年以上生きているという点です。

炭十郎は痣を持っているとすれば25年以上生存している「例外の事例」だということになります。

最終決戦で黒死牟が悲鳴嶼行冥に

「お前は25を超えて…
痣を出した…
今宵の内にも死ぬだろう…」

と言っており一般的には痣を発現すると25歳までには死ぬことが強調されていました。

しかし炭治郎の年齢から逆算してみると炭十郎が死ぬ時に25歳以下であったとは考えられません。

そして同じく「例外の事例」といえば縁壱です。

黒死牟となった兄の前に現れたとき縁壱は80歳を超えており黒死牟も驚きを隠せない様子でした。

しかもその年齢でもなお黒死牟を凌駕する力を見せました。

炭十郎は縁壱ほどの化け物じみた能力がなく病弱でもあったため25歳は超えたものの長生きはできなかったのだと考えられます。

さらに言えば炭十郎が病弱であったことも縁壱の生まれ変わりであることと関係があるかも知れません。

炭十郎が縁壱の生まれ変わりのため生まれつき痣があったものの縁壱の生まれついての身体能力に耐えられず病弱な体質になってしまったと考えることもできます。

以上をまとめると縁壱と炭十郎には

・植物のようなもの静かで泰然とした姿
・日の呼吸の継承者としての才覚
・生まれつきの痣

といった共通点がありこうした二人の共通点は炭十郎が縁壱の生まれ変わりであることを暗に示しているのではないでしょうか。
 

まとめ

竈門炭十郎は死してなお炭治郎の記憶の中で生き続ける人物です。

炭治郎にいろいろなことを教えていたのも今思えば自分がこの世を去った後に炭治郎が日の呼吸を受け継いでいけるようにとの願いが込められていたのかも知れませんね。

生まれ変わりがあるとするならば次こそは健康な体で生まれてきて欲しいですね。

炭十郎は縁壱の生まれ変わりだと思う!

病弱なのに子沢山なのが凄すぎる!

と思った人はまた次の記事でお会いしましょう。

今回は以上です。

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