こんにちはエンタメ考察室です。
鬼舞辻無惨配下の精鋭である十二鬼月の中でも下位の鬼にあたる下弦の鬼。
下弦の鬼のうち下弦の伍である累と下弦の壱である魘夢以外は鬼舞辻無惨によるパワハラ会議であっさりと殺されてしまいましたよね。
敵である柱には一方的に狩られ上司である無惨様の風当たりも冷たい下弦の鬼が一番かわいそうなポジションだと思うのは私だけではないはず。
今回はそんな下弦の鬼の性格や血鬼術について考察したいと思います。
※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
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1.下弦の陸・釜鵺
下弦の陸である釜鵺は炭治郎形をした元下弦の陸・鼓の鬼である響凱と入れ替わりで下弦の鬼になったと思われます。
顔に漢字の「工」のような文字がある青年のような姿をしており無限城で行われたパワハラ会議で無惨に真っ先に殺されてしまう鬼です。
などの下弦の鬼を責め立てる無惨の問いに対してそんなこと俺達に言われてもと考えてしまったことを無惨に読まれてしまいました。
無惨が女性に擬態していることにも気づかずかなり動揺していたようです。
無惨の優れた擬態能力や姿が見える距離であれば鬼の思考が読めるという能力を知らなかったことからも無惨との接点は少なかったのではないかと推察できますね。
最後は無惨に懸命になって命乞いをしましたがあっさりと無惨の腕に食い殺されてしまいました。
釜鵺の能力は明らかにされませんでしたが無惨は鬼の特徴を名前に込める傾向がありますので釜鵺という名前からその能力を推測してみましょう。
鵺は頭は猿、体は狸、尾は蛇、手足は虎という恐ろしい形相をした架空の化け物の名前です。
そのため釜鵺は体の形態を自由に変化させ獣のような形式で戦う血鬼術を持っていたのかも知れませんね。
鵺の顔は猿ですがライオンのような立て髪が描かれている絵画も多いことから釜鵺のトゲトゲとした髪型は鵺そのものを表現していたと言う可能性もあります。
2.下弦の伍・累
累は白髪に白い着物を着ており10歳に満たない子供のような外見をしています。
蜘蛛の糸のような鋼糸を操り、人間を簡単に切り刻むことができる血鬼術を使います。
下弦の伍である累はパワハラ会議が行われる前に炭治郎と戦い冨岡義勇によって頸を斬られています。
累は弱い鬼を集め自分の力を分け与えて疑似家族を作り那田蜘蛛山で暮らしていました。
生まれた時から病弱だったという無惨との共通点から無惨が気に入っていた鬼であり本来は禁止されている自分の力を他の鬼に分け与えるという行為も特別に許されていたのです。
無惨から下弦の壱から弐程度の力を得ており無惨悪いには柱を倒す強さがあると評価していたことが公式ファンブック・弐で明らかになりました。
しかし累自身は位や強さに興味を持っておらず他の鬼に入れ替わりの決戦を挑むことはなかったため下弦の伍に止まっていたようです。
その性格は自己中心的ですぐ感情的になりやすくそれが本来の力を発揮できずに義勇に簡単に頸を取られてしまった理由でもあります。
那田蜘蛛山の戦いで累な最初に他の鬼に分け与えていた力を全て回収していれば柱といい勝負ができていたはずだとも公式ファンブックで明かされていたので義勇とも互角に戦えたはずでしょう。
累は義勇に頸を切られた後、炭治郎の優しさに触れ人間だった頃の記憶を取り戻します。
自分が両親を殺してしまったことを悔やみ本物の絆を切ってしまったのは自分だったことに気づくのです。
死後は累をずっと待っていた両親に謝罪をし両親とともに地獄に向かっていきます。
鬼になって人間の頃の記憶を失っても本物の絆を求めてもがき苦しんでいたことを考えると何だか悲しくなりますよね。
3.下弦の肆・零余子
下弦の肆である零余子は下弦の鬼の中で唯一の女性です。
2本の角が生えていて両方に2本線の紋様がありその紋様が猫のヒゲのように見えることから零余子を可愛いと称賛するファンもいるようです。
無限城のパワハラ会議では2番目に殺されてしまいます。
下弦の鬼のほとんどが明らかに動揺を隠しきれていないようなシーンでも無惨に対して一番に謝罪の言葉を伝えており頭の回転が早いのではないかと推測できます。
無惨はパワハラ会議で鬼狩りの柱と遭遇した場合逃亡しようと思っているなと零余子を責め立てていました。
零余子は否定をしてはいるものの動揺を隠せない様子からしておそらくその通りだったのでしょう。
下弦の壱程度の実力がある累が義勇にあっさり頸を切られたことを考えると柱に遭遇したら逃げるというのは間違った判断ではないと言えますよね。
その点を考えても零余子は自分より強いものと戦う気はなく好戦的なタイプとは違うことがわかります。
零余子も下弦の陸、同様詳しい情報のないまま亡くなってしまっているのでその名前から能力を考察してみましょう。
零余子という言葉自体は山芋などの葉の付け根にできる実のことを指します。
そのため名前から能力を推察するのは難しいのですが見た目が雪女を連想させることから氷結系の血鬼術が使えるのではないでしょうか。
4.下弦の参・病葉
下弦の参である病葉はつり目で顔に大きな傷が3つありピアスのような装飾品を耳につけています。
パワハラ会議では下弦の陸・下弦の壱に続いて3番目に殺されました。
先に殺された二人に比べて冷静に戦って勝てるはずもない逃げるしかないという判断をしていることから分析能力は高いと考えられます。
病葉はとっさの判断で逃げ出す者の自分が認識できないような速さで無惨に頸を切られてしまいました。
気が付くと無惨に頸をぶら下げられている状態で最終的には床に頸を投げ捨てられてしまう悲惨な最期を迎えています。
ちなみに病葉は頸を切られた後もしばらくの間意識があり下弦の弐が殺される様を見ていました。
病葉も登場回数の少ない鬼ですのでその能力を考察してみましょう。
病葉の名前には害虫や病気に蝕まれて変色した葉という意味があります。
その意味から考えると病葉は敵を腐食させるような血鬼術が使えたのかもしれませんね。
人間の体を内面から犯してしまうような血鬼術に対して炭治郎たちがどのように挑んだのかを見てみたかったですよね。
5.下弦の弐・轆轤
下弦の弐である轆轤は頭から顔の中心に向かって日々のような形状の紋様が複数ありヒゲを生やして作務衣を着ています。
体格がよく下弦の鬼の中で一番体が大きいように見えますね。
その見た目年齢も最年長だと言えるでしょう。
パワハラ会議に呼び出された自分と魘夢以外の下弦の鬼が次々に殺されるのを見て動揺しながらも無惨に血を分けて欲しいと懇願します。
より強い鬼なり必ず役に立つと命乞いをするものの
と提案をバッサリと切り捨てられて殺されました。
轆轤は他の下弦の弐と違いただの命乞いではなく相手が納得する答えを探したことから判断力や賢さのある鬼だったと言えるでしょう。
無惨の機嫌次第では生き残れたかもしれませんね。
轆轤についてもその名前から能力を考察していきたいとおもいます。
本人が陶芸職人のような風貌をしている焼き物の日々のような顔の紋様から考えても轆轤は陶芸で使われる轆轤が名前の由来だと考えられます。
名前からどのような血鬼術を持っていたのかは想像しにくいですが溶かす回す薬などが連想できる攻撃、もしくは土を用いた戦い方をしたのかもしれません。
6.下弦の壱・魘夢
中性的な話し方と風貌をしており指揮者のような服を着ている下弦の壱・魘夢は鬼の中では珍しく洋装です。
パワハラ会議での常軌を逸した発言が無惨に気に入られ唯一会議で生き残ることができました。
その性格はサイコパスで人の死・不幸や苦しみを見るのが大好きだと自負しておりパワハラ会議で仲間たちが殺させる地獄絵図を夢見心地だと表現していましたね。
自分も殺されるかもしれないという状況に喜びを感じ無惨直々に手を下してもらえることを感謝するほど狂っています。
結果的には無惨に気に入られ無惨からさらなる力を与えられることになりました。
人に思い通りの夢を見せる血鬼術や強力な催眠術が使える魘夢は無惨から炭治郎の抹殺を命じられます。
魘夢は無限列車にて炭治郎たちと柱である煉獄杏寿郎を眠らせた上で第三者を使って夢の中に入り込み無意識領域にある精神の殻を壊して全員を廃人にしようとしました。
その思惑は炭治郎の手によって阻止されますが無限列車の乗客全員も人質に取り自ら無限列車そのものと同化して炭治郎たちを追い詰めます。
煉獄、善逸、禰豆子が協力して乗員を守り抜き炭治郎と伊之助は列車と同化した魘夢の頸を探し出し切り落とすことに成功しました。
結果的にその時に乗車していた無限列車の乗客は一人も殺されなかったのです。
魘夢は自分自身を油断しないから回りくどくても確実に殺すと評価しているように直接鬼狩りと戦闘を好まず遠回りながらも確実に勝てる方法を選ぶ傾向があります。
実際に無限列車でも第三者を使った精神の角の破壊と列車と同化して乗客全てを飲み込むという方法をとりましたね。
夢から目覚めるために夢の中で自分の頸を複数回切りつけるという炭治郎の人並み外れた精神力がなければ、巧妙に仕組まれた魘夢の思惑を阻止することは難しかったでしょう。
炭治郎に頸を切られた魘夢は死に際に炭治郎だけでも殺したいと願いますが力尽き自分の失敗を悔やみ悔しがりながら消滅していきましたね。
まとめ
魘夢や累はもちろんパワハラ会議のみに登場し無惨に殺されてしまった可哀想な鬼たちにも魅力があり感じるをたちとの戦いを見せてほしかったですよね。
上司のパワハラで殺された下弦の鬼が可哀想だと思う累と魘夢以外の血鬼術も見たかったと思った人は別の記事でお会いしましょう。
今回は以上です。
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