鬼滅の刃

【鬼滅の刃】最終話でも回収されなかった伏線を徹底考察!

2023年10月3日

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

質問者
「鬼滅の刃」で謎のまま回収されていない伏線を教えてください。

こんにちはエンタメ考察室です。

鬼との壮絶な戦いや数々の人間ドラマで読者に大きな感動を与えてくれた鬼滅の刃。

炭治郎たちの物語は完結しましたが作中には謎に包まれた伏線がいくつも残っています。

今回は鬼滅の刃の世界観をより深く楽しむために回収されないまま終わった伏線について考察していきたいと思います。

 
 
 

※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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1.赫灼の子の詳細

主人公・炭治郎のように頭髪や瞳が赤い子を赫灼かくしゃくの子と呼び火仕事をする家に生まれると縁起がいいとされていました。

なにかの伏線のようにも感じますが結局作中ではこれ以上の情報はなく炭治郎が赫灼の子だからと言って特別な能力に目覚めるといった描写はありませんでしたよね。

結局「赫灼の子」とは何だったのか。

なぜ縁起がいいとされているのかは謎のままでした。

赫灼という言葉には光り輝いて明るいという意味があります。

これは太陽を想起させることから赫灼の子には太陽の子といった意味合いもあるのではないでしょうか。

炭治郎は太陽の子であるがゆえに鬼と化しても簡単に太陽を克服できたのかもしれません。

このように赫灼の子には炎や太陽といった鬼滅の刃を象徴するような要素が含まれていることから最終決戦で鬼と化した炭治郎が一瞬で太陽を克服する場面への伏線だったとも考えられますね。

2.継国縁壱

次に継国縁壱だけが80歳まで生きられた理由について考察していきたいと思います。

作中では「痣」を持つ痣者は二十五歳までに死んでしまうとされています。

これは痣の発現が寿命の前借りであるためと黒死牟によって説明されていましたよね。

しかし始まりの剣士・継国縁壱だけは例外として80歳まで生き天寿を全うしました。

なぜ縁壱だけが二十五歳を大幅に超えて生きることができたのでしょうか。

作中では例外としか表現されておらず詳細は謎のままとなっています。

縁壱が長生きできた理由として縁壱が生まれつき痣者だったことが考えられます。

縁壱とその他の痣者で決定的に違う点が痣が先天的なものか否かという部分だと思います。

縁壱は痣の発現に必要とされる体温39度以上心拍数200以上という条件を生まれつき満たしていた可能性があります。

最初からそういう肉体で生まれてきた人間と本来は違うのに努力によって強引に条件に当てはめた人間とでは体に与える負担が大きいのは後者ではないでしょうか。

つまり縁壱は痣に適用した体で生まれてきたため天寿を全うできたと考えられますね。

3.縁壱零式

次に縁壱零式から出てきた黒刀の謎について考察していきたいと思います。

縁壱零式とは刀鍛冶の里にある鬼殺隊士の訓練用のカラクリ人形です。

訓練の末に炭治郎が縁壱零式を破壊すると人形の内部から黒い日輪刀が出てきました。

のちに炭治郎の愛刀として無惨を討伐することになるこの黒刀ですが誰が何の目的で仕込んだものなのでしょうか。

刀を仕込んだ人物として考えられるのが人形のモデルとなった継国縁壱の刀を鍛えていた刀鍛冶職人です。

作中では戦国時代のもの漆黒の刀身・刀に「滅」の文字があるという説明がされていますよね。

これらの特徴は全て縁壱が持つ刀と同じであることから人形から出てきた刀はかつて縁壱が使っていたものか縁壱の刀と同等の品であることが推察できます。

作中でも最強の剣士として描写されている縁壱に惚れ込んだ刀鍛冶がその強さを後世に残すために訓練用の人形に隠したのではないでしょうか。

4.産屋敷家の呪い

打倒・鬼舞辻無惨を掲げ鬼殺隊を統べる産屋敷家ですが代々病弱で短命となる呪いがかけられておりその寿命は30歳にも満たないことが産屋敷耀哉によって明かされています。

一族から無惨という鬼を出したことが原因のようですが詳細は明かされていません。

また無惨が

「私には何の天罰も下っていない」

と言っている通り鬼となった無惨本人ではなくその他の一族に呪いが向けられている理由も謎のままです。

そもそも呪いをかけたのは誰なのかという点ですが神主に助言をもらっていることや神職の端をもらうことで呪いが緩和されていることから神仏の類いによる呪いと考えられます。

産屋敷家は神主の助言に従い無惨を葬ることで一族にかけられた短命の呪いを解こうとしています。

実際に無惨撃退後の最終話では耀哉の息子・輝利哉が日本最高齢記録を更新していますので神主の助言は当たっていたということになりますね。

つまり呪いの正体は本当は無惨本人に天罰を与えたいところですが鬼には呪いが効かないため代わりに一族を呪うことで無惨を討伐する役目を負わせる目的があったと言ったところでしょうか。

本来こういった場面での天罰としては一族を根絶やしにするという類いのものが思い浮かびますが無惨が永遠の命を持つ鬼であることから対比として短命の人間という枷を同じ一族に負わせたという考え方もできますね。

5.無惨を鬼にした医者の正体

平安時代まだ人間だった頃の鬼舞辻無惨を鬼に変えた医者の正体について作中では詳しく言及されていません。

分かっていることは二十歳まで生きられないと言われていた無惨をなんとか生きながらえさせようと苦心していた善良な医者ということくらいでしょうか。

残念ながら治療の途中で無惨に殺されてしまった医者ですが青い彼岸花の存在を知っていたり人間を鬼に変えていたりと不可解な点が多い人物といえるでしょう。

無惨を治療した医者の正体として考えられるのが陰陽師です。

平安時代といえば有名な陰陽師・安倍晴明が活躍した時代ですよね。

陰陽師とは簡単に説明すると妖怪や悪霊・呪いなどの扱いに長けた占い師のような存在を指します。

無惨に施した治療ですが人間が鬼に変わっていることからどう考えても真っ当な治療方法ではないことがわかります。

一般的な医者よりも魑魅魍魎や呪術のような魔の扱いに長けた陰陽師の手による治療と考えた方が説得力があるのではないでしょうか。

作中の説明通りにこの医者が善意で無惨の病気を治そうと尽力していたとするならば通常の治療方法では無惨の病を治すことができなかったため苦肉の策として魔に属する手法を取ったと思われます。

本来は鬼の再生力を利用して無惨の病気を直した後に人間に戻す治療を施す予定だったのかもしれませんね。

6.藤の花

次に鬼と藤の花の関係について考察していきたいと思います。

作中では鬼が藤の花を苦手としているという描写が数多く見られます。

単なる迷信にも思えますが鬼殺隊入隊の最終選抜が行われる山には鬼が敷地外から出られないように藤の花が植えられていたり蟲柱・胡蝶しのぶが藤の花から取った毒を使用して戦っていたりと鬼に対して実際に効果があることが分かっています。

しかしなぜ鬼が藤の花を嫌っているのか藤の花のどういう部分が苦手なのかが詳しく語られていません。

結論から言うと藤の花は鬼の弱点である日光をたくさん浴びて育っていることが理由なのではないかと考えられます。

一説によると藤の花は日陰では花が咲かないと言われるほど日光を吸収して育つ植物と言われているそうです。

鬼殺体が使う日輪刀も一年中、陽の光が当たる陽鉱山で取れる鉱石を原料としていましたよね。

このことから鬼が本能的に藤の花から太陽の力を感じ取っていることが藤の花が鬼除けとなる理由なのではないかと思われます。

7.無惨が竈門家を襲った理由

無惨が竈門家を襲った理由について考察していきたいと思います。

物語の冒頭で無惨に襲われた竈門家ですがなぜ無惨は山奥にひっそりと暮らしていた竈門家を一点集中して狙ったのでしょうか。

作中の無惨の台詞から太陽を克服する鬼を生み出すことが目的だと推察することはできますがなぜ竈門家が選ばれたのかという点については言及されていません。

結論から言うと無惨が竈門家を襲った理由は青い彼岸花を探していたからではないでしょうか。

無惨の最大の目的は太陽を克服し完全な存在となることです。

そのために千年もの間青い彼岸花を探し回っていますので自ら人里離れた山奥まで足を運んでいたとしても不思議ではありませんよね。

そこで偶然人が住む家を発見しあわよくば太陽を克服する鬼が生まれることを期待しながら襲ったのではないかと考え得られます。

単行本収録の戦国コソコソ話によると竈門家はかつて継国縁壱の住んでいた家とされていますので無惨が何か因果のようなものを感じて竈門家のある山を訪れたという可能性もありますね。

8.禰豆子が人間に戻れた理由

珠世の研究によって鬼から人間に戻ることができた禰豆子ですがその体には謎に包まれた部分が残っています。

そもそも珠世の研究が進んだのは禰豆子の特殊な血液成分のお陰と言えます。

人間を喰らわなくても生きることができたり無惨が千年費やしても克服できなかった太陽を克服したりと禰豆子には明らかに普通の鬼とは違う様子が見られていますよね。

同じように無惨戦の最終の場面で鬼化した炭治郎も太陽を克服しているような描写がありますが詳細は語られていません。

作中では禰豆子の血液の成分が短期間で何度も変化していることが明かされていますがその原因については言及されないまま物語は完結してしまいました。

考えられる理由のひとつとして禰豆子が過去に青い彼岸花を摂取していた可能性が挙げられます。

実は炭治郎と禰豆子の母である葵枝は青い彼岸花の咲く場所を知っており幼い炭治郎に見せていたという事実が公式ファンブックで明らかにされました。

このことから青い彼岸花は竈門家の近くに咲いていたことが予想できますよね。

青い彼岸花は花が閉じている間はつくしのような見た目になるそうですので山菜採りに訪れた禰豆子が誤って踏むなどして摂取し体内にその成分を宿していたとしても不思議ではありません。

他にも竈門家で代々受け継がれてきたヒノカミ神楽は日の呼吸を使用していると考えられます。

火ではなく太陽を意味する日の呼吸を継承してきた家系という点や一度も人間を喰らっていない点など複数の要因が複雑に絡み合った結果、炭治郎と禰豆子だけが太陽の克服へと至った理由ではないでしょうか。

まとめ

「鬼滅の刃」という作品の物語は完結しましたが未だ謎に包まれた伏線が多く存在しています。

今後も公式ファンブックや小説などの外伝的作品で世界観が補完されていくことに期待したいと思います。

再び、鬼滅の刃を読み返したくなった人はまた次の記事でお会いしましょう。

今回は以上です。

 

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