こんにちはエンタメ考察室です。
全集中の呼吸鬼殺隊最強の柱が使用する技といえばどれも強力なものばかりですよね。
使い手が多く初心者向けと言われる水の呼吸ですら柱にかかれば必殺の威力となります。
さらに作中では冨岡義勇が使用する「凪」のように柱が独自に編み出した唯一無二の技まで登場しました。
今回はそんな柱が使用する数々の技の中でも特に最強だと思われる技について解説していきたいと思います。
※当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
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1.冨岡義勇
水柱・冨岡義勇が使用する水の呼吸は基本の呼吸の一つでありどんな形にもなれる水のように変幻自在な歩法が特徴的な受けの呼吸です。
そんな水の呼吸の使い手・冨岡義勇の最強技は拾壱ノ型「凪」ではないでしょうか。
本来水の呼吸には拾ノ型までしかありません。
「凪」は義勇が独自に編み出した唯一無二の型と言えます。
「凪」は自然体から繰り出される神速の斬撃によって間合いに入ったすべてのものを縦横無尽に切り刻み敵の攻撃すらも打ち消すことから主に防御技として使用されています。
「凪」とは風が吹かず波も立たない静かな海を意味する言葉であり自らに向けられた技を全て無に帰す様子から「凪」という名がつけられたのではないでしょうか。
その防御力は圧倒的と言え「凪」が初めて披露された下弦の陸・累との戦いでは炭治郎のヒノカミ神楽と禰豆子の爆血の力を合わせてようやく断ち切ることができた累の糸を「凪」でいとも簡単に打ち破っています。
また最終決戦で対峙した上弦の参・猗窩座との戦いでは完全ではないにしろ「凪」によってほとんどの被害を打ち消すことに成功しています。
仮に「凪」が無かったら圧倒的な破壊力を持つ猗窩座の破壊殺の威力に耐え切れず義勇と炭治郎は倒されていたかも知れませんよね。
最強格の鬼である猗窩座の攻撃にも十分通じている点から見ても防御力だけで言えば間違いなく作中最強の技と言えるのではないでしょうか。
2.胡蝶しのぶ
蟲柱・胡蝶しのぶが使用する蟲の呼吸は花の呼吸から派生した呼吸でありしのぶが独自に編み出した突き技に特化した呼吸です。
そんな蟲の呼吸の使い手・胡蝶しのぶの最強技は蜈蚣ノ舞「百足蛇腹」ではないでしょうか。
「百足蛇腹」は圧倒的な速さで踏み込み四方八方にうねる動きで敵を攪乱して突く型です。
「蜈蚣」も「百足」もムカデを表す言葉です。
「蛇腹」とは蛇独特の柔軟な動きを可能にしている腹部の構造を指します。
ムカデのような速度と蛇のように柔軟で動きの予測がつかない型であることから「百足蛇腹」と名付けられたのではないでしょうか。
作中では上弦の弐・童磨との戦いで使用されました。
橋が割れるほど強い踏み込みから繰り出された一撃は上弦の鬼である童磨ですら全く反応できないほどの速さでした。
童磨自身が
と言っていたように「百足蛇腹」は童磨戦で見せた蟲の呼吸の中で唯一童磨が防御も反撃もできずに攻撃を受けた技です。
注入した毒こそ効きませんでしたが仮に「百足蛇腹」で注入した毒が有効だった場合勝っていたのはしのぶなのではないでしょうか。
3.煉獄杏寿郎
炎柱・煉獄杏寿郎が使用する炎の呼吸は基本の呼吸の一つであり数ある呼吸の中でも歴史が古く水の呼吸と共にどの時代にも必ず柱が存在していた呼吸とされています。
そんな炎の呼吸の使い手・煉獄杏寿郎の最強技は奥義・玖ノ型「煉獄」ではないでしょうか。
「煉獄」は敵めがけて一直線に突進する技であり炎の呼吸の形で唯一奥義という名を冠する技でもあります。
作中では上弦の参・猗窩座戦や煉獄杏寿郎外伝で使用されました。
猗窩座との戦いでは直接的な損傷を与えることこそできませんでしたが猗窩座との距離を一気に詰め、身動きを封じることに成功しています。
杏寿郎が柱になる前の物語である煉獄杏寿郎外伝では当時の下弦の弐・佩狼との戦いで使われました。
杏寿郎が放った「煉獄」は日輪刀の攻撃すらも吸収してしまう佩狼の血鬼術・鹵獲腔を吹き飛ばすほどの威力を見せています。
「煉獄」とは天国と地獄の狭間に存在し炎によって死者を浄化する場所を指す言葉です。
炎の呼吸を代々継承してきた煉獄家の名前でもあります。
鬼を滅し浄化する必殺の型であるとともに先祖代々から脈々と受け継がれてきた煉獄家の誇りそのものと言える技なのではないでしょうか。
4.不死川実弥
風柱・不死川実弥が使用する風の呼吸は基本の呼吸の一つであり公式ファンブック・弐によると苛烈な連撃と軽快な身のこなしが特徴的な呼吸とされています。
そんな風の呼吸の使い手・不死川実弥の最強技は壱ノ型「塵旋風・削ぎ」ではないでしょうか。
「塵旋風・削ぎ」は地面を抉るほどの竜巻を巻き起こしながら一直線に斬りかかる技です。
作中では冨岡義勇との柱稽古や上弦の壱・黒死牟戦などで使用されました。
基本の形といえる壱の型ではありますが柱稽古では受けの型とされる水の呼吸の使い手である義勇の木刀にヒビを入れています。
黒死牟との戦いでは致命的な損傷こそ与えていませんが頻繁に使用されておりその使い勝手の良さが伺えます。
斬りつけながら敵に特攻するという非常に単純な型ですがそれゆえに技を繰り出すまでの隙が少ないと考えられます。
また地面を抉り無限城では通過した部分の柱が粉砕するなど威力も申し分ないと言えるでしょう。
ギリギリの戦いであるはずの上弦との戦いの中で何度も使用されていることから風の呼吸の中でも体への負担が少ない型なのかもしれませんね。
隙がなく十分な破壊力を持っておりかつ切迫した状況下で何度も放つことができる使い勝手の良さを併せ持った「塵旋風・削ぎ」は基本にして最強の型と言えるのではないでしょうか。
5.甘露寺蜜璃
恋柱・甘露寺蜜璃が使用する恋の呼吸は炎の呼吸から派生した呼吸であり常人の八倍の筋繊維を持つ蜜璃の力としなやかさを生かした蜜璃の独自の呼吸です。
そんな恋の呼吸の使い手・甘露寺蜜璃の最強技は伍の型「揺らめく恋情・乱れ爪」ではないでしょうか。
この技は鞭のようにしなる独特な形の日輪刀を細長い帯のように扱い広範囲を攻撃することができる技です。
作中では刀鍛冶の里の戦いで使用され上弦の肆・天狗が生み出した最強の分身体・憎珀天が操る木の龍をことごとく斬り伏せました。
木の龍はその巨体による攻撃の他に雷や音波といった他の分身体が使う技も同時に使用することができる強力な血鬼術です。
木の龍に苦戦していた炭治郎たちですが蜜璃は十体以上もの木の龍を「揺らめく恋情・乱れ爪」で一度に切断しています。
いくら攻撃範囲が広い特殊な日輪刀とはいえ蜜璃の身の丈を優に超える木の龍を複数同時に斬り伏せる火力の高さは恋の呼吸の中でも別格と言えるのではないでしょうか。
6.時任無一郎
霞柱・時任無一郎が使用する霞の呼吸は風柱の呼吸から派生した呼吸であり公式ファンブック・弐によると敵を翻弄する高速移動が特徴的な呼吸とされています。
そんな霞の呼吸の使い手・無一郎の最強技は漆ノ型「朧」ではないでしょうか。
この技は独特の緩急をつけた動きによってまるで幻を見ているかのように相手を攪乱する技です。
本来霞の呼吸には存在しない型であり無一郎が独自に編み出した技とされています。
無一郎の姿が霧の中に消えるように感じることから物の姿がかすみはっきりとしない様子を指す「朧」という名前が付けられたのではないでしょうか。
この技が初めて使用された刀鍛冶の里では上弦の伍・玉壺の頸を斬る直接的な要因となった技です。
筋肉隆々の真の姿となった玉壺ですが「朧」の前では完全に翻弄されており最終的には頸を斬られるまで無一郎の姿を捉えることができませんでした。
無一郎が痣に覚醒していたことを踏まえても柱三人分の強さと言われる上弦の鬼を圧倒できたのははこの技があったからこそと言えます。
また最終決戦で対峙した黒死牟はこの技を見て
「流麗で美しい」
と評価していましたよね。
上弦の多いですら攪乱することができる体裁きは霞の呼吸の他の型とは一線を画すと言えるのではないでしょうか。
7.悲鳴嶼行冥
岩柱・悲鳴嶼行冥が使用する岩の呼吸は基本の呼吸の一つであり巨大な鉄球と手斧を用いた強力な一撃が特徴的な呼吸です。
そんあ岩の呼吸の使い手・悲鳴嶼の最強技は肆の型「流紋岩・速征」ではないでしょうか。
この技は投擲した鉄球と手斧を同時に振るう技です。
公式ファンブック・弐の解説によればこの技は後方に鎖をなびかせることで背後からの不意打ちにも対応できる攻防一体の技であるとされています。
「征」という文字には敵を追い詰めるといった意味が含まれていることからまるで敵を追い込むように立体的な軌道で鉄球や手斧を操作する技と言えるのではないでしょうか。
ちなみに流紋岩とはマグマが急激に冷えて固まった火山岩の一種を指します。
作中では上弦の壱・黒死牟との戦いで使用されました。
「痣」を発現する前なのにも関わらず黒死牟が放つ月の呼吸の広範囲の攻撃をほぼ全て防いでいます。
これは「流紋岩・速征」が敵だけでなく自らの周囲も覆うことができる攻防一体の技であるからこそと言えますよね。
実際にこの技の使用場面を見てみると後方からの斬撃を鎖でしっかり防いでいます。
鉄球と手斧を投げるという圧倒的な破壊力を生み出せる一方で隙が生まれやすいはの呼吸の中において攻防一体の型と言える「流紋岩・速征」は高い完成度を誇る技ではないでしょうか。
8.伊黒小芭内
蛇柱・伊黒小芭内が使用する蛇の呼吸は水の呼吸から派生した呼吸であり波打つような形状をした独特な日輪刀と洗練された技術による変幻自在な太刀筋が特徴的な呼吸です。
そんな蛇の呼吸の使い手・伊黒の最強技は参ノ型「塒締め」ではないでしょうか。
この技は相手の周囲に絡みつくように移動しあらゆる角度から相手を斬りつけていく技です。
まるで蛇がとぐろを巻いて獲物を締め付けるような動きから「塒締め」の名前が付けられなのではないでしょうか。
鬼舞辻無惨との最終決戦で使用され無惨の職種による複雑な攻撃をすり抜けて間合いに入り無惨の体に張り付くように立ち回りました。
蛇の効果の動きが似ていることから型の名前は明かされていませんが直前に無惨の両腕と触手を両断した技も「塒締め」だと推察されます。
公式ファンブック・弐によると蛇の呼吸は極限まで剣術を磨き続けることで狭い隙間すらすり抜ける「うねる」一撃を可能にしているとされています。
最強の鬼である無惨の攻撃をかいくぐって攻撃を加える「塒締め」はまさに蛇の呼吸の真骨頂ともいえる技なのではないでしょうか。
9.宇髄天元
音柱・宇髄天元が使用する音の呼吸は雷の呼吸から派生した呼吸であり火薬を用いた爆破と斬撃を組み合わせた攻撃型法が特徴的な呼吸です。
元忍びの家系である天元が独自に編み出した呼吸でもあります。
そんな音の呼吸の使い手・宇髄天元の最強技は伍ノ型「鳴弦奏々」ではないでしょうか。
この技は爆発と日輪刀の回転による斬撃を繰り出しながら前進する技です。
次々と放たれる爆音がまるで音楽を奏でるように聞こえることから「鳴弦奏々」という名前が付けられたのではないでしょうか。
作中では上弦の陸・妓夫太郎との戦いで使用されました。
水の呼吸の「生生流転」のように敵をめがけて切り込み続ける連撃技です。
さらに爆薬による損傷も加算されることから二つの刀を振り下ろす壱ノ型・轟、妓夫太郎からの攻撃を相殺するために使用された肆ノ型・響斬無間と比較しても超攻撃的な技と言えるのではないでしょうか。
公式ファンブック・弐によると爆発を伴う広範囲にわたる技には高い観察眼と技巧の精密さが求められるとされています。
移動しながら周囲を巻き込まないよう計算し敵に有効な位置で爆発させる「鳴弦奏々」は音の呼吸の中でもとても難易度の高い技だと思われます。
まとめ
最強の柱が繰り出す技の数々はどれも長い修練の末に練り上げられ洗練された一撃と言えます。
那田蜘蛛山では炭治郎がどんなに呼吸を駆使しても攻撃が通らなかった父蜘蛛を義勇はあっさりとバラバラにしていましたよね。
義勇の戦いを見ていた伊之助も
と柱の実力を認めざるを得ない様子でした。
こうして各柱の技の数々を振り返ってみると必ずしも敵を斬り刻むだけの技ばかりではありませんよね。
きっと使い手それぞれが自分の呼吸の特色や自分自身の得手不得手を分析し試行錯誤した末に身につけたものなのではないでしょうか。
柱が使用する技は全部かっこいいと思う!
全集中の呼吸の型の中でも「凪」が一番好き!
と思った人はまた次の記事でお会いしましょう。
今回は以上です。
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